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Treyarch StudiosとRaven Softwareが手掛ける『Call of Duty』シリーズ最新作『Call of Duty: Black Ops Cold War』のPS5版が先日発売されました。
本作のキャンペーンモードは、2010年に発売された『Call of Duty: Black Ops』の直接的な続編として冷戦時代の世界危機が描かれます。アレックス・メイソンやジェイソン・ハドソン、フランク・ウッズといった前作の主要人物が登場し、これまでのシリーズとは一味違うシチュエーションで戦うことになります。
主人公は、戦場で任務を遂行するだけではなく、アメリカの工作員として敵地に潜入しなければならず、さらに自分がどのような行動を取るかによってストーリーの展開も変化するため、ただただ敵を倒せばいいというわけではないのです。
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特に本作の会話パートは、プレイヤーの良心に問いかけたり、選択肢によってストーリーの展開が変わったりと、まるでアドベンチャーゲームをプレイしているようでした。これによって「主人公の視点で戦争を体験する」という受動的なゲームプレイが、「プレイヤーが主人公の今後を決める」という能動的なゲームプレイに変わったように思えました。
いずれにしても筆者としては、これまでのシリーズでキャンペーンモードが一番面白いと思った作品だったのです。そして、「DualSense ワイヤレスコントローラー」の「ハプティックフィードバック」と「アダプティブトリガー」も様々な演出で活用されており、プレイ中「おぉっ!?触感すげぇ!」と感動しっぱなしでした。
今回は、同機能が本作においてどのような役割を果たしたのか紹介します。
電車のガタンゴトンやヘリのパタパタ音が伝わってくる!
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「DualSense ワイヤレスコントローラー」の「ハプティックフィードバック」は、ゲーム内のアクションの効果や衝撃をダイナミックな触感として手元に感じ取ることができる機能です。
PS5にプリインストールされている『アストロプレイルーム』では、その機能を駆使した様々なギミックが登場しましたが、本作では、ちょっとした演出に使われています。
例えば、プレイヤーキャラクターがタバコを吸うためにライターをつける振動、ヘリコプターのローターが回る振動、電車が線路の上をガタンゴトンと走る振動、FPSではおなじみのジップラインを滑る振動などが両手で感じ取ることができました。
どれも演出上で使われているのみで、ゲームのギミックにがっつり関わってくる事はありませんでした。もちろん、これらの機能は設定で切ることができます。
銃によって引き金の重さが変わる!
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「ハプティックフィードバック」に加えて、状況に応じてボタンから感じる抵抗力が変化する機能「アダプティブトリガー」を活用しているのが銃撃の演出です。
銃を打つ振動は、アサルトライフルやライトマシンガン、スナイパーライフルなど、種類別に差別化されていました。また、同じアサルトライフルでも、種類によって振動が明確に違っていました。
また、種類によってトリガーの抵抗感が異なっており、アサルトライフルは比較的トリガーを引きやすいのですが、ライトマシンガンやスナイパーライフルだと抵抗感が強くなっています。これによって銃を撃つ重みを感じ取れましたし、指の震えで誤射するリスクも多少は減るのではないでしょうか。
そういえばスナイパーライフルで射撃した後、トリガーが反発するように筆者の指に圧力をかけてきたのは驚きました。まるでスナイパーライフルを撃っているような感覚がありましたね(実銃を使用した経験はありませんが)。
「DualSense ワイヤレスコントローラー」によって銃を撃つ爽快感や各種銃器の個性が増したのは間違いないでしょう。
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一方でこれらの機能は、オンラインマルチプレイモードでは戦略的なアドバンテージはないと感じられましたし、むしろ場面によっては邪魔になるかもしれません。あくまでキャンペーンモードを楽しむための演出機能として捉えたほうが良いと思いました。
これらの機能は設定から切ることが可能です。
「DualSense ワイヤレスコントローラー」の「ハプティックフィードバック」と「アダプティブトリガー」は、本作で楽しめる体験をより濃密にしてくれる機能だと感じました。
特にキャンペーンモードでは、会話パートをはじめとした、これまでのシリーズにはない新要素と一緒に堪能したのもあって感動を覚えたのです。「DualSense ワイヤレスコントローラー」に触れる機会があったらぜひ体験してみてください。