今回は少し趣向を変え、プレイヤーのやり込み次第で対戦ゲームにおけるキャラ差を覆せたり、当てることが難しくとも通せばチャンスが生まれる特徴的な武装をもった、ロマンに溢れる機体を紹介します。
36作品185機体もの中から選んだということで異論も生まれるかとは思いますが、ぜひ次にやり込む機体の参考にしてみてくださいね!
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1.強力な兵器が飛び交う戦場を投石と肉弾戦で戦うザクII(ドアン機)
『マキオン』でロマンを追い求めると聞けば、やはりザクII(ドアン機)を思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。何故ならばこの機体は、敵機のダウンを取る事にも苦労する投石とアシスト武装しか飛び道具を持たず、接近戦が得意なのにその接近が難しいというジレンマを抱えているからなのです。
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それでもこの機体が人気なのは、いくら苦しい状況が続いたとしても通せば勝てる“光る部分”を持っているからにほかなりません。特にファイティングバースト(Fバースト)時の爆発力は特筆すべきものがあり、バーストアタックの“ドアン正拳突き”は格闘コンボや投石から繋いでもかなりのダメージを稼ぐことができます。
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なのでなるべく攻めるためにFバーストを使い、この“ドアン正拳突き”を確実に決めてダメージを取っていきましょう。これでダメージを取った時の爽快感は本当にたまらないものがあります。興味を持った方は一度プレイヤーマッチなどで使ってみてください。
また友人や知り合いと、ザクII(ドアン機)×2のチームを組むのも一興。対戦中どうやって勝てば良いのかわからなくなってくることもありますが、相手にもそれ相応のプレッシャーが掛かっているはず。意外と大物食いができるかもしれませんよ!
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▲バーストアタック時のスーパーアーマーで敵機からの攻撃を耐えると、肩のシールドが吹き飛ぶ原作再現がある。
2.接近さえすれば無類の強さを発揮するガンダムエピオン
続いて紹介するのは、『新機動戦記ガンダムW』からの参戦機体であるガンダムエピオン。この機体は所持する武装がビームソードとヒートロッド(鞭)のみ。近距離でしか攻撃できないので、接近しないと何もできません。しかも機体は最高コストの3000ときており、敵チームから集中的に射撃武装を送られる事は言わずもがな、一生逃げ回られて何もさせて貰えないこともしばしば。
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しかし一度接近さえできてしまえば、エピオンに勝てる機体はほぼいないのです。流石に格闘攻撃に対する当身(カウンター)技を持っている相手に対しては慎重にならざるを得ませんが、自分のコスト以下の機体なら一方的に切り刻んでしまえます。
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やられる側からしたらハメられているように見えるかもしれませんが、エピオン側は射撃武装をその身一つで掻い潜って接近しなければそもそも何もできないので、一度近距離でダウンを取られてしまった時点で自分の落ち度だと考え、僚機の助けに期待しましょう。
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格闘に関しても違う種類の格闘同士を交互に入力してラッシュしたり、メイン射撃の“ホーミングダッシュ”を使ってオーバーヒートでもコンボができるなど、他の機体とは違う要素があって、やり込み甲斐も充分。
特にホーミングダッシュとN格闘を交互に連打するコンボで敵機を滅多切りしている瞬間や、前格闘やN特殊格闘派生で高度を稼いでからの前特殊格闘派生の“大車輪”に繋ぐコンボは、決まったら最高に気持ちよくなれます。
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▲レバーor方向キー後入力のバーストアタックでゼロシステムを使用できる。
3.スーパーモード&明鏡止水(EXバースト)に全てを賭けるシャイニングガンダム
3機目はシャイニングガンダム。『機動武闘伝Gガンダム』からの参戦機体なので地面を走るようなブーストダッシュと、積極的に接近戦を仕掛けていく点が特徴になります。
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しかし出撃時の状態である“ノーマルモード”は2500コストにしてはいささか物足りない性能をしており、中々ダメージを稼ぐのに苦労してしまいます。
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ところが、ひとたび格闘CSでスーパーモードを発動させたり、EXバーストで機体が金色に輝く“明鏡止水”に入ったりすると機体性能が一変、爆発力が段違いに。この状態に入れれば1回の格闘コンボで250~300前後のダメージを簡単に出せるのです。
しかも敵機をダウン状態にせず格闘コンボを途中で止め、補正が切れたタイミングで再度格闘コンボを決めるようにすることもできます。これが通るとその火力の高さからあっという間に敵機を撃墜。不利な状況も一瞬でひっくり返ります。敵チームが頑張って積み上げたリードを一瞬にして破壊し、勝利を掴むこの感覚は本当にたまりません。
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ただし、EXバーストやスーパーモードを発動すると相応に相手からの注目度も上がります。怒りのままに突撃するのではなく、冷静に隙を伺うことが大事です。
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▲EXバースト時の襷掛けやシャイニングフィンガーソードを抜き放つ際の文字など、原作再現も抜群。
4.まさかの特攻持ち1500コスト機体ヅダ
ロマンを追いかける上で外せないのが、自機の耐久や自チームのコスト減少と引き換えに、敵機に大ダメージを与える自爆や特攻を行う武装を持つ機体群。今回はその中から1500コストのヅダをご紹介します。
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基本はメイン射撃のザク・マシンガンやサブ射撃の135mm対艦ライフルといった、扱いやすく強力な実弾射撃武装が揃っているヅダ。その中で異色の輝きを放っているのが、格闘CSで機体性能をアップさせた状態で行える“特攻”です。
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この武装は自機の耐久全てと引き換えなので、自チームの残コストがキッチリ1500減少します。外してしまうと僚機の迷惑になってしまいますので、まったく意味のない自爆は避けねばなりません。大きなリスクを払う以上は、必ずそれ相応のリターンを得られるように気を付けましょう。
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そしてこの機体はなんと、バーストアタックの“土星エンジンの真価”までもが自爆技。なお、自爆攻撃が命中して自チームと敵チーム両方の残コストが同時に0になる場合、行ったヅダ側のチームが勝利になる模様。チャンスがあれば、狙ってみてもいいかもしれません。
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▲特殊格闘で呼び出せるアシストのヅダも敵機に特攻を行う模様。
5.操作機体を交代して耐久値を回復するカプル&コレンカプル
最後に紹介するのは、『∀ガンダム』から参戦の2000コスト、カプル&コレンカプルです。可愛らしい見た目で戦場を疾駆する、愛嬌たっぷりな本機体。その特徴は、特殊格闘に設定されている“バトンタッチ”。出撃時はソシエ・ハイム搭乗の“カプル”で出撃するのですが、バトンタッチを行うことでコレン・ナンダーが操る“コレンカプル”に操作機体が入れ替わるのです。
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コスト2000ではあるものの、カプル、コレンカプル共に性能は一段下の1500コストと同等と言えるかどうかといったところ。加えてまったく異なる武装を持つ二機を切り替えつつ操作しなければならないので、勝つのが少し難しい機体となっています。
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ただしこの2機は耐久値を共有してはおらず、操作していない側の耐久値は徐々に回復します。上手いことバトンタッチで耐久を維持し続けられれば、かなり長いこと戦場に居座ることも……!
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とはいえどちらかが撃破された時点でチームの総コストがしっかり2000減少してしまうので、バトンタッチさせずに倒そうと敵機がこぞってカプルに突撃してくる場合も多くなります。なかなか思う通りには行かないものですが、そこを覆して継戦能力につなげられるかがプレイヤーの腕の見せ所です!
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▲僚機へ通信を行うと頭部のハッチが開いて登場しているパイロットを見ることができます。
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以上、『マキオン』に参戦する36作品185機体の中から、ロマンに溢れる機体たちをご紹介しました。とはいえ185もの参戦機体その全てが特徴的、かつやり込み次第で結果に繋がる機体ばかりですので、そのどれもが少なからずロマンを持っています。ぜひとも好きな機体をやりこんで、オンライン対戦に潜む強者たちに喰らいついていきましょう!