今回は、Insomniac Gamesが開発し、ソニー・インタラクティブエンタテインメントが発売したPS5向けソフト『Marvel's Spider-Man: Miles Morales』です。
本作は、ニューヨークの摩天楼をスイングアクションで縦横無尽に飛び回りながらヴィランと戦っていくオープンワールドアクション。前作『Marvel’s Spider-Man』は、ピーター・パーカーが主人公でしたが、本作では「マイルズ・モラレス」になります。
前作はプレイ絵日記でも取り上げています。とにかくスイングアクションが爽快で街の治安なんか忘れてひたすら飛び回っていました。
たぶん本作でもそうなることでしょう……!
主人公はピーターから交代。新米スパイダーマン!
ごく普通の青年だったマイルズは、蜘蛛に噛まれてスパイダーパワーを身につける。
先輩スパイダーマンであるピーターに訓練を受け、街を守るために新米スパイダーマンとしてその力を振るうのだった。
いいなあ、僕も蜘蛛に噛まれてスパイダーマンになりたいぞ。
コスチュームは目出し帽でいいから……!
マイルズは新米のスパイダーマンだが、前作主人公のピーターと同じように最初から爽快なスイングアクションが可能だ。
スティックを傾けてボタンを押すだけでハイスピードで飛び回れる。スイングアクションの操作は前作から変わらず簡単だ。
グラフィックはPS5の性能によって格段に美しくなっている。
特に窓や水たまりに反射する描写は素晴らしく、室内の様子も薄っすらと見えるなど芸が細かい。ビルに張り付いているとついつい窓を見入ってしまう。
部屋の中から見たらこんな感じだろうか。
中に居る人はさぞビビるだろうな……。
前作にもあったフォトモードは本作でも健在で、カメラの位置や各種フィルター、光源の追加など細かく調整可能だ。
バトル中でもついついフォトモードを起動して面白写真を撮りたくなってしまう。
絶景スポットを見つけたら記念にパシャリとするのもいいだろう。
すぐには覚えきれないほど多彩なコンボ!
マイルズは日常生活を送る傍ら、スパイダーマンとして悪との戦いに身を投じていく。
□ボタンで通常攻撃、△ボタンで蜘蛛の糸を使ったアクション、○ボタンで回避可能だ。
これらのボタンの組み合わせ次第でコンボに派生する。例えば、通常攻撃で敵をふっ飛ばしたあと、蜘蛛の糸で引き寄せて追撃できるぞ。
ただ……技の種類が多すぎると感じるほど豊富なので、狙って思い通りの技を出すのは僕にはちょっと難しい。
レベルアップで入手したスキルポイントを割り振ると、さらに新能力が取得出来る。
新能力をコンボに組み込めばどんな敵もイチコロと思いきや……
数メートル吹っ飛ぶようなコンボを食らってもムクリと立ち上がる……。
まあゲーム的にはザコ敵と言え一撃で倒せたらつまらないので問題はないのだが。
マイルズオリジナル能力で敵を殲滅!
マイルズはピーターにはない独自の能力を持っている。
ひとつは自身の生体電気を利用したヴェノムパワー。電撃で敵をスタンさせられるぞ。
攻撃をガードするマッチョな敵でも、ヴェノム・パンチならガードを無視して弾き飛ばせる。スタン状態の敵には与えるダメージが増加するので積極的に使っていきたい。
もうひとつは自身を透明化するカモフラージュ機能。ステルスプレイ時に有用な技だ。
通常、敵を倒すには何度も攻撃をしてダメージを与える必要があるが、こちらに気付いていない敵は、背後から近づいて一撃で葬れる。
ステルスプレイをしていてうっかり敵に見つかった時にも便利だぞ。
寄り道しながら治安維持。豊富なサイドミッション!
ストーリーを進める以外にも豊富なサイドミッションが用意されている。
内容は迷子の猫探しから強盗退治まで様々だ。
サイドミッションをクリアするとスパイダーマンを強化するポイントがゲット出来る。
他にも、各地の敵拠点襲撃やフィールド上に隠されているアイテムを見つけ出す収集要素もある。スイングアクションで飛んでいけば数キロ離れた場所にだってすぐたどり着けるので、面倒くさくなりがちな収集要素も巨大アスレチック感覚で楽しく行えるぞ。
また、ファストトラベル機能もあるので本作の移動は全く苦にならない。ファストトラベルは電車に乗って行うのだが……
乗り合わせた乗客は絶対ビビる。
前作『Marvel’s Spider-Man』から物語は繋がっていますが、主人公がマイルズに交代したこともあり、「ヒーローであるスパイダーマンが存在する世界」程度の知識しかなくても問題ないと思います。
前作でも美しかったニューヨークの街並みは、PS5の性能によってさらに強化されていました。ショップのショーケースを見つめたり、水たまりに映った景色を眺めたり……ビルの間をハイスピードで駆け抜けるだけではなく、のんびり地上を歩いて散策するのも楽しいです。
それにPS5版のロード時間の少なさに度肝を抜かれました。タイトル画面から操作出来るまでのロード時間は数秒しかなく、ファストトラベルもほぼ一瞬で行なえます。
PS5をゲットしたら是非プレイしてもらいたい1本です。
『Marvel's Spider-Man: Miles Morales』は、PS4/PS5を対象に発売中です。
吉田輝和のプロフィール:自画像の絵日記を20年以上書き続けている謎のおじさん。近年、「ちおちゃんの通学路(KADOKAWA)」や「お稲荷JKたまもちゃん(一迅社)」、「からかい上手の高木さん(小学館)」などの人気漫画のモブキャラとして登場しており、これまでアニメ作品に3回登場した。何故こんなに漫画に登場しているのか、描いた漫画家も吉田本人もよくわからないらしい。 最近、『スカイリム』を二人でプレイする絵日記企画「スカイリム二重人格ロールプレイの旅」をはじめた。同企画の最新話通知用Twitterはこちら。吉田輝和個人のTwitterはこちら。
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