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『ブレイブリーデフォルト』シリーズの最新作であり、初の据え置き機向けとなるニンテンドースイッチソフト『ブレイブリーデフォルトII』が、本日2月26日に発売を迎えました。
それぞれの背景を背負った主人公たちの活躍や、パーティチャットによる軽妙なやりとり、独自のバトル要素を持つターン制コマンドバトル、世界の行く末に関わる壮大な物語・・・その魅力的なポイントを挙げていけば、キリがないほどです。
その中には、多彩なジョブとアビリティを組み合わせ、自分好みの戦略を見つける楽しさも、本作の重要なポイントのひとつ。シリーズの魅力をしっかりと継承し、模索し甲斐のある手応えを本作でも与えてくれます。
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ですが、選択肢の幅が多いため、迷う気持ちが生まれるのも無理のない話です。どのジョブにするか選べず、延々と考え込んでしまう・・・そんな方々に向け、独断ながらお勧めを紹介したいと思います。
ジョブLVが成長すると、強力な技や魔法が使える「コマンドアビリティ」と、特殊な効果が得られる「サポートアビリティ」を取得できます。「コマンドアビリティ」は大ダメージや回復手段に繋がる強力なものですが、そのジョブ(最大2種類まで)をセットしていないと使えません。
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一方「サポートアビリティ」は、取得すれば各アビリティは個別で装備可能なので、ジョブとは関係なくコストが許す限りセットできます(最大5つまで)。また、いわゆるパッシブスキルに当たるため、MPや行動力などを消費せずに恩恵を受けられるのも、嬉しいポイントです。
そんな「サポートアビリティ」の中から、特にお勧めしたいものを独断でピックアップ! ジョブ選択に悩んでいる方は、今回紹介する「サポートアビリティ」を狙って編成してみてはいかがでしょうか。
なお、序盤のお勧めという視点から、序章で入手できるジョブのサポートアビリティに迫ります。
まずは、「黒魔道士」&「白魔道士」をLV5まで育てたい!
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序章クリアまでに獲得できるジョブは、「すっぴん」「黒魔道士」「白魔道士」「ヴァンガード」「モンク」。ジョブの数自体は5つですが、マスターまでの道程は決して短くはありません。そのため、どのジョブをどこまで伸ばすのか。それとも最後まで突き詰めた方がいいのか。悩む方も多いことでしょう。
まずお勧めしたいのは、「黒魔道士」と「白魔道士」。どちらか片方ではなく、両方です。ただし、片方をマスターしてからもう片方・・・ではなく、それぞれのジョブをLV5まで育てましょう。
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「黒魔道士」がLV5になると、サポートアビリティ「月の魔力」を覚えます。これは夜間だけ発動し、特定のステータスと「行動ごとにMPが4%回復する」という効果を持ちます。ゲーム内時間に左右されるとはいえ、行動するごとにMPが回復するのは、かなり心強い恩恵です。
アイテムでMPを回復することは出来ますが、消耗品なので出費が嵩みます。また、戦闘中だと1行動とられてしまうのも難点でしょう。そのため、序盤だからこそサポートアビリティによるMP回復をお勧めします。
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「でも効果が夜だけだと、昼間はどうしたら?」といった疑問も湧くはず。その打開策として、「白魔道士」のジョブもLV5まで上げてください。そうすると、特定ステータスアップと「行動ごとにMPが4%回復する」という効果を、昼間に限り得られる「太陽の魔力」が取得できます。
昼間は「太陽の魔力」、夜は「月の魔力」がカバーしてくれるので、組み合わせてセットすることで常時「行動ごとのMP回復効果」を得られるのは、決して小さくない利点です。
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4%という数字は小さく見えますが、序盤でもすぐに最大MPが200を超えますし、最大MPを増やすアクセサリなどもあるので、消費が少なめな魔法ならば、毎ターン撃っても目減りしないくらい回復します。
MPは、魔法だけでなく、物理アタッカーのコマンドアビリティ使用時にも消費するので、魔法以外のジョブでも活躍するお役立ちなアビリティです。LV5までなら、それほど手間がかからずに成長できるので、全員に「太陽の魔力」と「月の魔力」を覚えさせるのも、十分アリでしょう。
ちなみに、「黒魔道士」のジョブを上げ続けると強力な攻撃魔法が得られますし、「白魔道士」なら回復効果の高い「ケアルラ」や「ケアルガ」、HP全回復で蘇生できる「アレイズ」などのコマンドアビリティを覚えます。
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特に「白魔道士」はパーティの生命線になるので、主人公4人のうち、誰かはひとりはずっと「白魔道士」を続けてマスターを目指しておきましょう。ボス戦はかなり歯応えがあるので、成長した「白魔道士」の存在が勝利の鍵を握るといっても、決して過言ではありません。
手軽で高い攻撃力を持つ「モンク」で、ちょっと節約
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「太陽の魔力」と「月の魔力」でMPが獲得できるとはいえ、全員が一度に「黒魔道士」か「白魔道士」のジョブに就くのはお勧めしません。ジョブLVが低いと攻撃魔法も初歩のものだけになりますし、「太陽の魔力」と「月の魔力」の取得前だと、MPが尽きたら手も足も出せません。
そこで、近接アタッカーとして手軽にお勧めしたいのが「モンク」です。ジョブLV3で手に入る「徒手空拳」は、両手に何も装備していなければ、本人と他の装備品の「物理攻撃力」が80%、「命中率」が30%上がるアビリティです。
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序盤における大きなポイントは、「徒手空拳」があれば、物理アタッカーの武器を用意せずに済むこと。装備品にもよりますが、同LVの「すっぴん」よりも高い物理攻撃力を持ち、良質な斧を持つ「ヴァンガード」とも肩を並べるほど。盾が装備できない分、防御面で劣りますが、「徒手空拳」で高い攻撃力を維持しつつ、そのキャラの武器を買わなくていいので、倹約が可能です。
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「白魔道士」がいても、状態回復アイテムはある程度備えておきたいところですし、他のメンバーもジョブに合わせた装備品を揃えたいところ。少しでも出費を抑えたい時、「徒手空拳」を活用しましょう。ちなみに、コマンドアビリティも力強いものが多く、その点でも頼りになるアタッカーです。
詳しくは後で触れますが、「すっぴん」は早めにマスターしたいジョブのひとつなので、序盤の時点でマスターまで目指すのもアリです。「すっぴん」は、不得手な武器がない分、得意とする武器もありません。なので、まず「モンク」で「徒手空拳」を取得し、そこから素手で戦う「すっぴん」でマスターまで育てる、というのもひとつの手です。
「ヴァンガード」は「攻防一体」の道程が遠め─役割重視の育成で行こう
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サポートアビリティ狙いで育てるか否か、ちょっと悩ましいのが「ヴァンガード」です。取得すればかなり便利な「攻防一体」があり、これは「武器を装備した状態で物理攻撃を行うと、受けるダメージが70%になる」という効果があります。特にリスクなく、ダメージが3割減るので、セットに余裕がある物理アタッカーなら、ぜひ加えておきたいところです。
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しかし「攻防一体」は、LV9になってようやく手に入るアビリティ。ジョブの最大LVは12なので、それなりに時間をかけないと取得できません。ジョブ自体は、自身に攻撃を集めやすく、パーティの盾として機能する頼もしい存在です。その任をこなしつつ、ジョブLVも稼ぎたい・・・と考えている場合は、「攻防一体」の入手を目指しましょう。
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ちなみに、全く育てていないジョブLV1の状態でも、「ヴァンガード」のコマンドアビリティ「二段斬り」が使えます。MPを消費しますが、素早い2回連続攻撃を繰り出せるので、ブレイブを最大限活用すれば、4×2=8回攻撃が可能に。サポートジョブに設定すれば、あらゆるジョブで「二段斬り」を繰り出せます。
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ジョブ育成を後回しにして、「二段斬り」の恩恵だけ受けるか。「攻防一体」取得やマスターを目指し、パーティの盾として長く続けるか。どちらか好きな方をお選びください。
後回しにするか、早々とマスターするか・・・究極の二択が悩ましい「すっぴん」
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「すっぴん」は、冒険を支援するサポート系のアビリティが多く、一言で表現するならば便利なジョブです。一方で、攻撃に直結するコマンドアビリティに乏しく、戦闘面でもサポート的な役割を担います。
バトルには直接役立ちませんが、LV3で取得する「だうじんぐ」は、冒険のお供として常にセットしておきたい大事なサポートアビリティのひとつ。セットすると、未取得の宝箱がいくつあるか分かるので、「このダンジョンのお宝は全て回収したのか?」という疑問を一発で解消。ダンジョン探索の切り上げ時を視覚化できる、非常に便利な存在と言えます。
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LV3以降も便利なアビリティを覚えますが、前述の通りサポート系が主体なので、直接的なバトル面に関しては、急いで育成する必要性が少ないジョブです。・・・ただし、育成面となると話は大きく変わります。
LV7になると、サポートアビリティ「JPアップ」が、そしてLV12(最大)で「もっとJPアップ」を取得できます。前者は、入手できるJPが1.2倍に、後者は1.5倍になる効果があります。
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JPは、ジョブにおける経験値のようなもの。バトルに勝利すると蓄積され、一定値を超えるとLVアップ。この獲得JPにボーナスがつけば、その分だけ各アビリティの取得やマスター達成までの道程が短くなります。しかも、「JPアップ」と「もっとJPアップ」を同時にセットすると、もらえるJPは1.7倍に。取得が早ければ早いほど、その恩恵を長く受けられます。
「だうじんぐ」は1キャラにセットすれば事足りますし、敵の弱点やHPが分かる「しらべる」は、LV1の状態でも使えます。なので「すっぴん」については、JPボーナスを目指していち早く育てきるか、当面の効率を考えて後回しにするか、大きな2択が迫られます。
どちらもメリット・デメリットがあるので、自分の好みで選んでみるのも一興です。それでも強いてお勧めをするならば、1~2キャラの「すっぴん」は、早めに育てきるのがいいと思います。
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ちなみに「すっぴん」のコマンドアビリティ「さがす」は、戦闘中に消費アイテムを獲得できるユニークな効果が。ジョブLVに依存して効果が変わるので、「さがす」目当てにジョブLVを上げるのも、悪い手ではありません。
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ざっくりまとめると、「黒魔道士」と「白魔道士」をLV5まで上げ、MPの常時回復手段を確保。JPアップ狙いの「すっぴん」や、高レベルの回復魔法が欲しい場合の「白魔道士」は、本腰を入れるキャラを決めて長く使い続けてください。「ヴァンガード」は盾役としても活躍できるので、気長に「攻防一体」を目指しながら役目をこなすのが吉。
「モンク」は、上記4ジョブと比べると遅めの入手になるので、長期計画の「白魔道士」担当とは別のキャラに任せ、アタッカーとして邁進させましょう。また、「すっぴん」マスター狙いのキャラが、一時中断して「徒手空拳」だけ回収して戻るのも、個人的にお勧めです。
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これはあくまで筆者の判断なので、もっと自分に合った育成方針が見つかるかもしれません。ヒラメキが訪れた際は、迷いなく自分の判断に従ってください。その先には、あなただけの手応えが待っているはずですから。