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皆さん、狩猟本能は全開で一狩りしてますか?
大人気ハンティングACT『モンスターハンターライズ(以下、ライズ)』。本作は前作『モンスターハンターワールド:アイスボーン(以下、アイスボーン)』から全ての武器が続投。しかし、新たなモーションや「鉄蟲糸技」の登場で強力になったり、別物に生まれ変わった武器種も登場しました。
その中でも、『ライズ』において初心者から上級者まで強力な武器であると認識されているのが「ライトボウガン」。特に、Ver1.0の始まりの頃から猛威を奮っているのが、今回紹介するナルガクルガの素材で作成出来るライトボウガン「夜行弩【梟ノ眼】」です。
しかし、夜行弩【梟ノ眼】の強みを知らないで使っている人もいるのではないでしょうか。中にはどんな相手であろうと「夜行弩【梟ノ眼】」でモンスターと討伐しようとするハンターもいます。そうなってしまうと、思わぬしっぺ返しを受けてしまうなんてことも。
そうならない為にも、本記事では夜行弩【梟ノ眼】、いわゆる貫通ライトボウガンについて徹底的に解説します。この記事を読み、どんな状況時に使うべきかしっかり学ぶ、あるいは再認識していきましょう。
貫通ライトボウガンの強み
まずは、貫通ライトボウガン代表格である夜行弩【梟ノ眼】の強みを確認しましょう。1つ目は、適正距離が長いという点です。一部の弾を除き、ボウガンの弾にはそれぞれ適正距離というものが設定されています。
敵に照準を合わせた際、照準が赤くなっている距離で攻撃すると、その弾の最大威力が発揮されます。一方、黄色の照準は当たりはするがダメージは減衰。照準が白の場合、弾がそもそも届かない、もしくは当たっても微々たるダメージしか与えられません。
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そして、貫通弾はその適正距離が非常に遠く設定されています。これにより、遠距離から安全に撃つことが出来、かつダメージ効率も良くなります。しかもライトボウガンは機動力が高く、相手の攻撃を見てから回避行動を行えば大半の攻撃は避けれます。
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さらに2点目として、夜行弩【梟ノ眼】はLv2貫通弾を速射出来る点が上げられます。速射というのは、一部のライトボウガンに搭載されている機能。1回発射ボタンを押すと、弾が1発ではなく3発発射されます。弾の消費は1発分です。
3発出ますが、1発あたりのダメージにはマイナス補正がかかっているので、単純にダメージが3倍になるわけではありません。それでも速射される分を全て当てていけば、普通に1発撃つよりも総合的な火力は上がり、弾持ちも良くなります。
この機能により、短時間で効率良くダメージを与えられます。そして、貫通弾は名前の通りモンスターの身体を貫通して、連続でダメージを与えます。
モンスターの身体を通っている間は定期的にダメージが発生するので、図体が大きければ大きいほど弾が長時間モンスターを攻撃し続けます。なので、「ロアルドロス」や「アンジャナフ」、「タマミツネ」など一直線上に長いモンスターには特にダメージを与えやすいです。
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また、百竜夜行などで出現する大物系、もしくはヌシ系のモンスターも図体が非常に大きいのでこれも有効です。先程の適正距離の関係と、反撃の狼煙による攻撃力増加の恩恵も相まって、百竜夜行では無類の強さを発揮してくれます。
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これに加え、3点目として上げられるのが、高い武器の会心率です。他の武器が精々10%前後で収まっているのに対し、夜行弩【梟ノ眼】はなんと40%。貫通弾は弾の性質上、ダメージ発生回数が多くなり、その度に会心の抽選が行われます。使える弾と性能が綺麗に噛み合った結果、非常に強力なライトボウガンと呼ばれる様になったのです。
モンスターの大きさと弾肉質には注意
上記だけ見れば、無敵の様に見える貫通ライトボウガン「夜行弩【梟ノ眼】」。しかし、そんな強力なライトボウガンにも弱点は存在します。弱点は2つあり、1つは図体が小さいモンスターには効果が薄いこと、もう1点は弾肉質が渋い敵には厳しいということです。
貫通弾は、先程述べた通り敵の身体を通っている間、継続的にダメージを与える弾です。1回1回のダメージ自体は大した威力ではなく、ダメージ回数を稼ぐことでダ効率を確保しています。その為、図体が小さいモンスターだと弾がすぐに身体を通り抜けてしまい、ダメージを上手く与えられません。
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具体的には「アオアシラ」などの牙獣種、「オサイズチ」やドス系のモンスターです。身体が大きくないので、余り効率良くダメージを与えられないでしょう。
さらに重要なのが「弾肉質」。モンスターには部位によってそれぞれ肉質が設定されています。また、太刀などの「斬撃」、ハンマーなどの「打撃」、そしてボウガンや弓の「弾」。この3つの攻撃種によっても肉質が異なっています。
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この肉質がどこも渋い、あるいは殆ど狙えない場所しかないモンスターには、やはり貫通ライトボウガンは厳しい戦いを強いられます。代表格なのは「バサルモス」や「ナルガクルガ」。Ver2.0でサプライズ登場した「バゼルギウス」も上げられます。
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さらに古龍の「テオ・テスカトル」なども貫通ライトボウガンの天敵と言えるでしょう。
この様な敵に相対する場合には、他のライトボウガンを用意するか、別の武器種に変えて戦った方が早く討伐出来る可能性が高いです。遠距離職の宿命で、防御力は近接職に比べて低い為、長期戦になればなるほど、事故が発生し力尽きる可能性が上がります。倒される前に倒す、それがハンターの基本戦術です。
貫通ライトボウガンと相性の良いスキル
最後に、貫通ライトボウガン、特に夜行弩【梟ノ眼】を使う際に投入したいスキルをいくつか紹介します。紹介するスキルは、全て装飾品の作成が可能です。
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まずは、「貫通弾・貫通矢強化」。これは説明する必要もなく、貫通弾のダメージを増加させてくれるスキルとなっています。貫通ライトボウガンを運用するのであれば、真っ先に投入すべきスキルと言えます。
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次に夜行弩【梟ノ眼】を運用するなら「速射強化」も必須です。これも名前の通り、速射でのダメージを増加させるもの。最大で1.2倍のダメージ増加になるので、貫通弾・貫通矢強化スキルと合わせて必ず付与したいスキルでしょう。
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後は「反動軽減」と「装填速度」も重要です。反動軽減を搭載しない場合、弾を発射して次の弾を発射するまでのタイムラグが大きくなります。ダメージ効率が下がってしまうので、メインで使う弾の反動が「小」になる様にスキルを搭載しましょう。
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装填速度は、弾をリロードする際の隙の長さに直結します。リロード中は無防備になってしまうので、これもメインで使う弾はリロードが「最速」になる様にスキルを設定しましょう。幸い、この2つのスキルはLv1スロットで付与出来るので、スキルを積むのは難しくありません。
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なお、「ブレ軽減」のスキルは、夜行弩【梟ノ眼】を使用する場合は基本的に必要ありません。なぜなら、夜行弩【梟ノ眼】は最初からブレがなしで設定されているからです。ただし、お団子スキルで「おだんご暴れ打ち」を使いたい場合はLv1だけ付けましょう。そうでないと、弾を発射した際に真っ直ぐ飛んで行かず、ダメージ効率が落ちる場合もあります。
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以上のスキルを搭載したら夜行弩【梟ノ眼】の場合、会心率を高めるスキルを付けるのがベターです。会心100%を目指すなら、スタミナが最大の時会心率が上がる「渾身」スキル、弱点(肉質45以上の部位)を攻撃した時に会心率が上昇する「弱点特効」などが候補に上がります。
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弱点特効は強力ですが、その強さは弱点を狙えてこそ発揮されます。そのため、弱点を狙いづらいモンスターには、弱点特効ではなく「見切り」を採用し、100%は無理でも高会心率を安定させるパターンもありでしょう。
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いずれにしても、会心攻撃が多く発生するので「超会心」スキルも搭載したい所です。会心攻撃が発生した際のダメージがさらに増加するので、より討伐時間が短くなります。
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適正距離の維持を楽にしたい場合や、百竜夜行で運用する際には「弾道強化」スキルも候補に上がります。弾道強化スキルは、弾や矢の適正距離を拡張してくれます。貫通弾はモンスターに接近されるとダメージ減衰が発生してしまいますが、弾道強化を付けることでかなり接近されても最大ダメージでの攻撃が可能です。
百竜夜行は、複数のモンスターと乱戦になることが多く、どうしてもモンスターに接近される場面が出てきます。特にソロプレイでは尚の事です。そんな時でも、安定したダメージを与えられ、撃退する速度を上げられる弾道強化は、他のスキルと入れ替えて採用する価値があると筆者は考えています。
以上、貫通ライトボウガンの強みや注意点、投入したいスキルについて説明しました。強力な武器である貫通ライトボウガンですが、それも強みを理解して、適切な相手に使ってこそです。
特にマルチプレイで夜行弩【梟ノ眼】を使う場合、サブ弾の斬裂弾を使った尻尾切りサポートや、麻痺弾での拘束なども行えるのも強みの一つであることは覚えておくべきです。
そしてなにより、あらゆるモンスターに対して貫通ライトを持ち出すのではなく、運用が厳しい時には別の武器を使う。そういった柔軟な発想力こそ、一流のハンターになる為の必須条件です。それに、同じ武器ばかり使って戦うと狩りも飽きてしまいますからね。