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病気の愛犬を救うため「ポケモンカード」を自宅の庭先で売る8歳の少年が話題に―大きな反響で寄付金が殺到、少年には公式からカードがプレゼント

愛犬は手術も終わり、現在は元気なようです。

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「愛犬を救うための手術費用を集めたい」―8歳の少年が自身の「ポケモンカード」コレクションを売り、家庭内で払えない愛犬の治療費を稼ごうとしたことが話題になり、多くの寄付が集まったというニュースをワシントン・ポストが報じています

アメリカ・バージニア州に住むBryson Kliemann君の家の愛犬「ブルース」が、犬パルボウィルス感染症と診断されたのは2021年5月。手術やその後の入院、術後の予防などを含めた治療費の支払いが難しいと両親が話し合っているのを聞き、Bryson君はある決意を固めます。

翌日から、Bryson君は家の前で手作りの看板を掲げ、4歳から4年間集め続けた「ポケモンカード」を販売し始めたのです。もちろん両親はその行為に反対し「家でなんとか費用を工面する」とBryson君に伝えたのですが、彼が愛犬を救うための行動は止められなかったようです。

両親はその頑張る息子の姿を地元のFacebookグループへと投稿。すぐにコミュニティで話題になり、寄付を行いたいという問い合わせが殺到しました。これ以上彼がカードを売らなくてもいいようにと、Bryson君の母親はクラウドファンディングサイトGoFundMeでプロジェクトを立ち上げたようです。

一連の行動は大きな反響を呼び、地域では寄付に関するイベントも開催されました。Bryson君の販売所には「カードを受け取らずにお金だけを寄付する」「手持ちのカードをプレゼントする」などの人々も多く集まったとのことです。

結果として寄付金は「ブルース」の治療費を大きく上回る14,533ドルを集め、余った費用はバージニア州南西部の病気のペットを救うための支援費用として寄付されました。また、シアトルのPokemon社はBryson君の活動を知り、彼にレアカードが入ったパッケージをプレゼントしたといいます。

愛犬「ブルース」は、5月に無事に治療を受け経過も良好。Bryson君の家で元気な姿を見せています。

《Mr.Katoh》
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