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8月27日から31日にかけてVRプラットフォーム「バーチャルキャスト」にて、初音ミク公式VRテーマパーク「MIKU LAND 2021 SUMMER VACATION」(以下、「MIKU LAND」)が開園となります。
それに先駆け、各エリアの様子やショップに並ぶアイテムなど。VRならではの仕掛けや臨場感に満ちたパークを体験するメディア向け体験会が実施されました。まさにお祭り空間が広がっていましたので、本稿にてそれらをご紹介しましょう。
「ゲート」には盆踊り会場と限定アイテムショップが
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まずは「ゲート」エリアから。こちらは「MIKU LAND」にアクセスすると最初に見ることになる入場口で、有料エリア入場パスがなくてもOKなフリーエリアとなっています。体験会ではミクちゃんがアテンドしてくれました。
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まず目に飛び込んでくるのは巨大なやぐらと太鼓。広場の中心に置かれており、イベント当日はそこで「ミク夏音頭」に合わせた盆踊りができるそうです。ミクちゃんだけでなく、「鏡音リン」「鏡音レン」といった他のピアプロキャラクターたちも一緒に踊ってくれるのだとか。
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また、盆踊り会場の横には他エリアへの入口となる大きな扉も広がっていました。実際にVR上で見ると、この扉が大迫力。今回は体験できませんでしたが、前回の「MIKU LAND」にあったリズムゲームや謎解きゲームも遊べ、お祭り感を堪能できます。
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また「ゲート」では色んなアイテムの購入が可能なので、その一部を紹介しましょう。まずは手提げ袋。今回のイベントに合わせて新しく描き下ろしたミクちゃんの姿がプリントされています。腰につけても良し、腕に付けても良しです。
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次はミクちゃんフィギュア。後述のマーメイドステージを土台にしたクオリティの高い一品です。リアルに持って帰りたい……。
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ミクちゃんが頭に付けている髪飾りも購入できます。大きさを自由自在に変えられるので、自身のキャラクターに合わせてサイズを調整したり、グンと大きくして目立たせたりしてもOKです。
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次はミクちゃんうちわ。手提げ袋と同様に、キービジュアルがあしらわれています。普通のうちわとして使ってもいいですし、巨大化させてお祭りの盛り上げ役になってみるのも面白いですね。
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さらに、ライブでは欠かせないペンライトもあります。青・黄色・赤など色変え機能もしっかりと搭載。パークではミニライブも開催されますので、その時にはぜひ持っておきたいグッズです。
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そして夏祭りと言えば、忘れてはならないのが花火。今回は手提げ花火と線香花火の2種類が用意されています。くるくる回すと光の線が映る前者か、どこか儚くも風情がある後者。もちろん両方とも購入してしまって、仲間たちと一緒に贅沢な夏の思い出作りに勤しむのも一興です。
夏と言えば海!「パラソルビーチ」エリア
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さて、ここからは有料エリアを紹介しましょう。まず1つ目は「パラソルビーチ」エリアです。名前の通り、色とりどりのパラソルが並ぶこちらのエリア、パラソルの下で他の参加者達と語らったりできそうです。
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そして、本エリアの最大の名物が「ゴンドラ」。白を基調にした高級感溢れるゴンドラに乗り込み写真を撮れば、気分はちょっとしたお姫様。
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さらに昼間だけではなく、夕方のシチュエーションエリアも楽しめます。しかも、夕方の「パラソルビーチ」エリアにはミクちゃん&東雲めぐさんがマーメイド姿で岩場に登場。仲睦まじくおしゃべりをしているようです。
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そんな「パラソルビーチ」エリアですが、こちらでも限定アイテムが購入できます。イベント特製パラソルは、傘いっぱいにキービジュアルが描かれており、とにかく目立ちます。持っていけばビーチの視線を独占すること間違いなし。
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次に紹介するのはみきとPによる楽曲「少女レイ」をモチーフにしたスクールバッグ。ジャケットに描かれていた二人の少女と同じデザインです。同じくジャケット内で象徴的な“踏切”がキーホルダーになっています。
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筆者がイチ押しするのがスイカ割りセット。スイカと木刀、そして目隠しがセットになっており、実際にスイカ割りが楽しめます。体験会では目隠しを着けることができましたが、本当に何も見えません。そして、その状態でうまいこと木刀でスイカを叩ければ、ぱっくり綺麗に割れてくれます。もちろん割れたスイカはそれぞれ手に取って食べる(仕草をする)ことが可能。大勢で遊ぶと盛り上がること必至です。
VR空間だからこそ出来る水中エリア「マーメイドステージ」
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続いて訪れたのは、涼しげな景色が広がる「マーメイドステージ」です。“人魚たちの住処”をモチーフにしている本エリアは、水中を歩いているような感覚を楽しめます。
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「マーメイドステージ」には水晶に囲まれた特製のステージが設置されており、先ほどご紹介したミクちゃん&東雲めぐさんがお出迎えしてくれます。8月27日、28日、29日にかけて二人によるアコースティックLIVEも実施される予定です。
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また本エリアのもうひとつの目玉が「サブマリンライド」です。このアトラクションはアクセス方法から非常にユニーク。泡がたくさん発生している場所の上に立つと、その泡の浮力で海上まで運んでくれます。
これがまた非常に不思議な浮遊感を伴っていて、これだけでも十分楽しいのですが、そこからが本番。海上に上がり桟橋を歩くと、「ラビット・ユキネ」をモチーフにした小型潜水艦が待っています。その潜水艦に乗ると、めぐさんのアナウンスに合わせ、マーメイドステージをぐるりと一周するライド・アトラクションが体験できるのです。
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迫力いっぱいの本アトラクションでは、上からステージや、魚が泳ぎ進む景色を見ることができ、まるで本当に遊園地へ遊びに来たかのよう。「マーメイドステージ」に訪れる際には要チェックです!
夏の風物詩と言えば「ホラーハウス」
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さて、最後に紹介する有料エリアは「ホラーハウス」です。ここはその名の通り「お化け屋敷」となっています。他のエリアとは全く雰囲気の異なる空間に、ぽつんと「ミクランド第3倉庫」と書かれた建物が。ミクちゃんも怯え顔を見せます。
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建物内は非常に暗いので、奥へ進む前に懐中電灯の購入(無料)が必要となります。こちらの懐中電灯は、単に明かりとしてでなく、特定箇所を照らして文字が浮かび上がらせたり、ギミックを起動させたりといった機能を備えています。
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ロボットの残骸や、ぬいぐるみの数々……建物内で起こった怪現象については、実際に体験して確認してみてくださいね。
このご時世だからこそのMIKULAND
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以上、VRテーマパーク『MIKU LAND 2021 SUMMER VACATION』の先行体験レポートをお届けしました。体験を通して筆者が感じたのは、このご時世だからこそこういったVRの夏祭りというのは大変価値あるもので、どのエリアもだからこそユーザー体験を大事にして作られているということ。
なので、ミクちゃんをはじめとするバーチャル・シンガーやVTuber好きな方はもちろんのこと、「夏祭りに行けなかったなあ」と嘆いている方こそに、本テーマパークを体験していただきたいです。「VRは興味あるけどお金が…」という方向けにVR機器のレンタルも同時に行っていますので、ぜひ夏の最後の思い出に、バーチャル夏祭りを楽しみましょう!