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バンダイナムコアミューズメントは2021年10月21日、アーケード向け2on2チーム対戦ACT『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2 クロスブースト』のアップデートを実施。既存の16機体に大規模なバランス調整が行われたほか、新たな機体として「ダハック」が追加されました。今後対戦環境がどのように変化するのか、アップデート情報から考察してみましょう。
「サザビー」「Pセルフ」の二強時代は終了?
まず16機体の調整内容をまとめてみると、上位機体と下位機体のバランスをとる調整が印象的。そのほかにも「ガンダムSEED」登場機体のSEED能力(ブースト回復)に対する一律リロード削除(「ストライクルージュ(オオトリ装備)」除く)など、遅延に長けた機体にメスを入れる調整が行われました。
そんな中、プレイヤーの間でとくに話題を呼んでいるのが「G-セルフ(パーフェクトパック)」(以下、Pセルフ)の下方修正。耐久値が20下げられ、特殊射撃のリフレクターパックのリロードが削除されました。特射のリロード削除には、SEED能力と同じくタイムアップを減らす狙いもあると思われます。
これまでの環境は「Pセルフ」と「サザビー」が猛威を振るっていましたが、下方修正により「サザビー」が“一強”となりつつある模様。しかし「Pセルフ」はまだまだ上位ではあるため、SNS上では「Pセルフもう一度調整してほしい」「下方修正をもっとガッツリしたほうが良いのではないか」といった指摘も上がっていました。
なお、上方修正された機体は多いですが、いずれも環境トップTierに食い込むのは望み薄。ただしユニークな修正が入った機体も多いようです。「レイダーガンダム」は覚醒技の核ミサイルが1発から3発に増えており、「エクストリームガンダム type-レオスII Vs.」は時限強化中にも曲げ撃ちの照射ビームが撃てるように。プレイヤーたちの声がしっかりと届いていることを感じさせる修正だと言えるでしょう。
『ガンダム Gのレコンギスタ』から新たなMSが参戦!
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今回のアプデから、『ガンダム Gのレコンギスタ』のMS「ダハック」も新規参戦。こちらは“自称”天才パイロットのクリム・ニックが操る機体です。
「ダハック」は2,500コストの格闘寄り万能機体となっており、メイン射撃・射撃チャージに連動する盾とプランダーによる時限強化が売り。他にも格闘チャージにスーパーアーマーが付いているなど、面白い性能の武装が揃っており、やりこみがいのある機体と言えるでしょう。
アプデ後には長田ザクさんやレオシグさん、村もんさんといった有名動画投稿者も次々に「ダハック」のプレイ動画を投稿。とはいえ、まだ鉄板の動きは見つかっていないようで、投稿者によって異なるポイントを語っていました。たとえば村もんさんはダハックについて、「これ撃てばOK」という武装がないため、今のところ「めちゃくちゃ難しい」と評価。
射撃バリアが機能しない敵への攻め方も悩ましいため、キャラクター対策が重要だと指摘しています。
もちろんユニークな機体なので、使っていて楽しいことは間違いなし。過去の追加参戦機体としては「ジャスティスガンダム」や「オーヴェロン」など、参戦後しばらくしてから評価を上げてきた機体も少なくありません。プレイヤーの方は、ぜひ「ダハック」のポテンシャルを探ってみてはいかがでしょう。