■人気ポケモン「ルカリオ」も良い感じ。放て、連続波動弾!
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カッコ良さと可愛さを併せ持つ人気ポケモン、「ルカリオ」も注目すべきカードです。一度進化さえしてしまえば、特性「たけるとうき」によって自然とエネルギーが付いていき、溜めたエネルギーはワザ「れんぞくはどうだん」で一気に放出!その枚数に応じて、なかなかの火力が出せるでしょう。
場に複数の「ルカリオ」を立て、それぞれが「たけるとうき」でエネルギーを付けたのち、「エネルギーつけかえ」で一方に集約するという方法もあります。サポート「キバナ」との相性もよく、諸々駆使すれば1匹の「ルカリオ」にエネルギーが4~5枚付くことも珍しくありません。
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闘タイプは「スターバース」の看板ポケモンである「アルセウスV」に弱点が付ける点もグッド。デッキ自体も「ひたすらルカリオを育てて、エネ付けて殴る!」と回しやすく、「ルカリオ」好きならきっと楽しめるはずです。
■可愛い顔して、意外と強い!? “天敵”とタッグを組んだ「パチリス」
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上2つが“ガチ”寄りな説明になってしまったため、最後は可愛さ重視で。「パチリス」は自分の場のポケモンについている「ポケモンのどうぐ」の数×30ダメージを与える「からくりサンダー」というワザを持っています。「ポケモンのどうぐ」を付ければ付けるほど、威力が上がるわけですね。
候補となる「ポケモンのどうぐ」は色々ありますが、ワザに必要なエネルギーが2枚ということを考慮して、「がくしゅうそうち」を入れたいところ。「がくしゅうそうち」で育てた「パチリス」をバトル場に出し、スタジアム「ファッションモール」を使って「こだわりベルト」や「しあわせタマゴ」あたりに付け替えると無駄がありません。
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さらに、「スターバース」同時収録である「ドンカラスV」には、「ポケモンのどうぐ」を4枚まで付けられる特性「ドンのふところ」があり、まさに「パチリスと一緒に使ってね」と言わんばかりの相性の良さ!つい、「ドンカラスVを4体ベンチに並べて、それぞれフルにどうぐを付けて…」なんて妄想が広がります。
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先日、NHKで「リスの天敵はカラス」なんて番組がありましたが(「ダーウィンが来た!」2021年10月31日放送「北海道 リスvs.カラス 樹上の攻防戦」)、『ポケカ』の「パチリス」と「ドンカラス」は大の仲良しです。良かった、平和な世界で良かった。「ドンカラスV」の弱点は雷だけど…。
■これから「ルールを持たないポケモン」に光が当たるかも
今まで「ルールを持たないポケモン」は環境に多かった「アルセウス&ディアルガ&パルキアGX」に対して、「倒された時に取られるサイドが1枚」という優位性が発揮できず、厳しい戦いを強いられてきました。
しかし、2022年1月14日のレギュレーション改正によって、件のカードがスタンダードから卒業。さらに「こだわりベルト」の登場や、「キバナ」「シロナの覇気」といった、自分のポケモンが気絶した際に使えるサポートの充実によって、「ルールを持たないポケモン」を主力としたデッキが使いやすくなっています。
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冒頭に触れたとおり、これらのカードは比較的安価であり、「そろそろデッキを複数持ってみたいな」と思い始めたプレイヤーにも手が出しやすいはず。ピンと来るカードがあれば、ぜひ試してみましょう。