先日Twitterで広がった、「了解しました」や「助かりました」といった言葉がビジネスマナー上で失礼に当たるかという話題。この件に対し、ビジネスマナーとは別角度から一部の『機動戦士ガンダムEXVS.シリーズ』勢が反応を見せていました。
2on2で遊ぶ対戦アクションである本シリーズは、「前に出ます」「そちらに行きました」などの定型文を用いて僚機と意思疎通を図りながら試合を繰り広げます。しかし、一部マナーの悪いプレイヤーが僚機への不平不満を露わにするため、「了解です」通信を連投したり、敗北時に「助かりました」通信を送る光景も少なくありません。
そういった背景があるためか、「了解しました」や「助かりました」は煽り言葉であるという反応が、同シリーズのプレイヤーに広がったようです。
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実際、「GGGP2022(ガンダムゲームグランプリ2022)」招待選手であるプロゲーマー・かずのこさんの『マキオン』配信でも、敗北時にそぐわない通信「助かりました」や「圧勝でしたね」を目撃することがありました。きっとかずのこさん以外にも、こういった通信を貰ってしまった方は少なくないことでしょう。
ほかにも「次もよろしく」「粘り勝ちですね」「いい連携でした」「えらいえらい!」「がんばろうね!」といった、一見普通の言葉にしか見えないようなものまで、煽り・挑発の意図で使われるようなことがあります。
極端な例にはなりますが、対戦中にデフォルトで設定されている「了解です」通信をミスで送ってしまった結果、僚機が「煽られた」と捉え、“捨てゲー”されてしまったケースもある模様。悪意なく送った通信が煽りと取られるのはかなり深刻であり、対戦中に僚機から不信感を抱かれてしまった経験のあるプレイヤーもいるのではないでしょうか。
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同じことを言っているのに、時と場合によってまったく異なる意味を持ってしまうのが言葉の難しいところ。それは日常のビジネスシーンのみならず、ゲームでも同様のようです。円滑に僚機と意思疎通を図り、最終的な勝敗はどうであれ互いに気持ちよくプレイを終えるためにも、通信機能を用いた煽り・挑発行為が無くなることを願いたいですね。