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「ポケットモンスター」シリーズには、ピカチュウやイーブイのようにキュートで可愛らしいポケモンが数多く存在します。しかし、中には見た目によらず危険な生態のポケモンも…。
人の生命力を糧にするヒトモシ
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「ヒトモシ」は『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』にて初登場した「ろうそくポケモン」。その名の通りろうそくのような見た目で、頭頂部には紫色の炎を灯しています。当時は珍しいゴーストとほのおの複合タイプで、最終進化系のシャンデラが対戦で活躍していたこともあり、かなりの注目を集めていました。
また見た目が可愛らしいため、登場以来たびたびグッズ展開されている「ヒトモシ」。昨年「ポケモンセンター」で発売されたハロウィングッズにも、ピカチュウやヒバニーといった人気ポケモンたちと共にラインナップされていました。
しかしその見た目に騙されてはいけません。「ポケモンずかん」の説明によると、「ヒトモシ」の炎は人間の生命力を糧に燃えているというのです。その上、吸い取る命が若ければ若いほど炎は大きく怪しく燃え上がるのだとか…。
ふわふわと子どもを連れ去るフワンテ
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次に紹介する「フワンテ」も、同じくゴーストカテゴリーのポケモン。頭に雲のような物を乗せ、顔と胴体が一体となった風船のような見た目をしています。初登場作品の『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』では、毎週金曜日にしか現れないという仕様が施されており、うっかり忘れてしまうと丸々1週間捕まえることができませんでした。
また同作のリメイク版『ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』でも、その仕様は継続。15年ぶりのリメイク作品ということもあり、「フワンテ」と会える金曜日を待ち望むプレイヤーが続出していました。
そんなフワンテも、実は見た目によらず危険なポケモン。一説によると、自身を風船と間違えて掴んだ子どもをあの世に連れて行ってしまうのだそう。ただ、時には子どもに力負けして振り回されてしまうこともあるようです。
キテルグマとのハグは厳禁!?
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そして最後は、このテーマに最も相応しいであろうポケモン「キテルグマ」を紹介。『ポケットモンスター サン・ムーン』にて初めてその存在が明かされ、発売前からクマのマスコット人形のような可愛らしい見た目で多くのトレーナーを虜にしていました。
ですが、発売後には「キテルグマ」のとんでもない生態が明かされることに。一見キュートで人畜無害そうに見えるのですが、実はとてつもないパワーを秘めており、背筋力は1トン超えると言われています(ゴリラの背筋力は推定400kg)。もちろん、ポケモンバトルでその力を発揮してくれる時は頼りになるのですが、そのパワーがトレーナーに向いてしまうことも。
作中の説明によれば、「キテルグマ」には友好の印として相手を抱きしめる習性があるとのこと。そのため、「キテルグマ」のハグで“あの世送り”にされてしまうトレーナーも多いのだとか…。それ故に、頻出する「アローラ地方」では危険なポケモンとして認知されている「キテルグマ」。一応手懐けることもできるそうですが、抱きつく時の力加減をしっかりと教える必要があるようです。
今回紹介した3匹以外にも、見た目よりデンジャラスなポケモンはいる模様。もしかすると「ポケモンずかん」は、こうした危険なポケモンたちから身を守るために作られたのかもしれませんね。