コナミデジタルエンタテインメントが手掛ける、PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S/Steam/ニンテンドースイッチ/スマートフォン向け『遊戯王 マスターデュエル』。20年以上の歴史を持つ「遊戯王 OCG」がベースとあって、膨大なカードプールに頭を悩ませてる方も多いのではないでしょうか。
『マスターデュエル』には「公開デッキ検索」や「関連カードの表示」がありますが、それだけでは手が足りないことも確か。
そこで本記事ではおもに新規・復帰勢の方々に向けて、『遊戯王 マスターデュエル』に搭載されている「カード検索機能」の小ネタ、強いデッキの検索方法を解説します。
純粋にデッキを強くしたい方はもちろん、人が使っていないユニークなカードを見つける、自分なりのコンボを見出す一助になれば幸いです。
◆単語だけでなく「文章」で検索しよう!
遊戯王のカードテキストには同じ文章が頻出します。俗にいう“コンマイ語”の歴史は割愛しますが、裁定にミスを起こさないように徐々に言い回しが明確になってきた流れがあり、その結果「同じ文章で条件・能力を表現」するようになってきました。
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たとえば最初期の一枚、「サンダー・ボルト」。昔の表現では「相手モンスターをすべて破壊する。」だったのですが、今では「(1):相手フィールドのモンスターを全て破壊する。」といった風に変えられています。
今ではこれがカード効果の検索に一役買う形になっています。たとえば「モンスターを全て破壊する」と検索ボックスに入れて調べてみると「自分か相手かわからないが、とにかく多くのモンスターを破壊できる」カードを探すことができます。
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試しに上記で検索をかけると、その結果「伝説の賭博師」なるカードを発見。コイントスの結果次第で「相手フィールドのモンスターを全て破壊する」カードを見つけることが出来ました。
また、手札誘発系のカードを調べたい場合、「このカードを手札から捨てて発動」という文章を使えば、(完全ではないですが)手札誘発系が検索結果に多く並びます。「~した時、このカードを手札から捨てて発動」との文ならさらに絞れはするのですが、「~した時」ではなく「~場合」というケースも存在するので注意が必要です。
カードを探す際はテーマ共通フレーズや属性・種族名だけでなく、「文章」を活用していくことも重要です。柔軟にテキスト検索を使っていきましょう。
なお、いまだ表記ゆれが残るカードもあります。例えば、「相手ターンにも発動できる」という文言などは、「お互いのターン」と表記されている場合があるなどですね。さらに複雑な検索をかけたい場合はアプリ『遊戯王 ニューロン』や「遊戯王 OCG カードデータベース」などの併用がお勧めです。
◆デッキはどれを参考にしたらいいの?
●タグ機能で「大会優勝デッキ/入賞デッキ」がオススメ!
デッキを作る際はとりあえず「公開デッキ検索」に頼る方が多いでしょう。筆者もそうしています。ですが、テーマで検索しても大量のデッキが並び、何を選べば良いのか途方に暮れることも。
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そんなときは「タグ」から「大会優勝デッキ/入賞デッキ」にチェックを入れてみるのがオススメ。様々な大会で優勝に輝いた実績のあるデッキが表示されていきます。
●もっと詳しく調べたいなら「遊戯王 OCG カードデータベース」!
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「大会入賞」で満足できないという方は、「遊戯王 OCG カードデータベース」『遊戯王 ニューロン』に足を踏み入れてみては。『遊戯王 マスターデュエル』にはない豊富な絞り込み機能が揃っています。
例えば『マスターデュエル』には無いタグ「インストラクターデッキ」。公認インストラクターが作った優秀なデッキを探すことができます。さらにはデッキを作った意図や、コンボ例などの特徴が掲載されていて参考になります。定期的にアップされる公式Twitterでのデッキレシピもお忘れなく。
とはいえ『マスターデュエル』専用のデッキはまだ少なめですので、比較的似ている「遊戯王 OCG(マスタールール)」から調べてみてください。
そして、TwitterやYouTubeでカード名・テーマ例を入力するのもかなり便利。自分なりの“推しデュエリスト”が見つかると、頼もしいこと間違いなしです。
◆ランクマで変わった戦術を取る人間がいたら要チェック!
デュエルでは時々、やたら変わった戦法を取る素晴らしいデュエリストたちが現れます。創意工夫を凝らしてテーマにとらわれない強デッキを考案する方々です。もしそんなデュエリストと遭遇したら、ぜひともリプレイに保存して、どんなカードを使っているか見直してみましょう。
オリジナルデッキの構築に必要なのは、“カード愛”……大げさに言いましたが「このカードを軸にデッキを構築する」という熱意や、「意表を突いたカードを仕込んで勝利したい」といった情熱が欠かせないでしょう。
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たとえば「一撃必殺!居合ドロー」という低確率ながらも相手のLPを一撃で奪い切るようなカードを仕込むのも、デュエルの醍醐味。常勝に繋がらなくとも楽しいものです。
もちろん今回紹介した以外にもカードを知る方法は山ほどあります。好きな配信者の動画をチェック、友人との情報交換、実店舗に赴きカードを探してみるなど……。情報交換を楽しみながら、遊戯王の歴史が生みだした膨大なカードプールからオリジナルデッキを作ってみてください。