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人気バトルロイヤルゲーム『Apex Legends』の国内最大級大会『Crazy Raccoon Cup Apex Legends』(CRカップ)。1月16日には第8回目のイベントが開催され、大きな熱狂とともに幕を閉じました。
最大同時視聴者数が20万人を超えるほどの大イベントですが、中には「そもそもCRカップって何?」という方もいるかもしれません。そこで今回の記事では入門編として、大会の基礎知識や歴史、魅力などを振り返っていきたいと思います。
『CRカップ』って一体どんな大会?
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『CRカップ』は、プロゲーミングチーム「Crazy Raccoon」(CR)が主催する大会の総称。『Apex』の大会は2020年8月に第1回が開催され、日本におけるeスポーツの発展に寄与してきました。
大会には60名(20チーム)が参加し、マッチスコア形式の5試合を実施。それぞれの試合でチャンピオンに近いほど「順位ポイント」が付与され、相手を倒した数によって「キルポイント」が手に入ります。そしてその総合ポイントにより、優勝チームが決められることに。
また大会独自のシステムとして、出場者たちに実力やゲーム内の「ランク」に応じたポイントが設定されているのが特徴。1チームにつき上限24ポイントと制限されているため、戦力のバランスが適切となり、どのチームにも優勝のチャンスが生まれます。
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『CRカップ』のココが面白い!
では一体なぜゲームファンたちが同大会に惹きつけられるのでしょうか。まず大きな魅力は、出場するメンバーが豪華であること。たとえば今回の第8回大会では、昨年末の「第72回NHK紅白歌合戦」でお茶の間をにぎわせた歌い手のまふまふさん、『先輩がうざい後輩の話』で知られる漫画家のしろまんたさん、人気コスプレイヤーの伊織もえさんなどが名前を連ねています。
他にも競技シーンで活躍するトッププロや、人気ストリーマー、VTuberなどが大集合。まったく異なるジャンルの有名人たちが一堂に会するため、盛り上がるのも当然と言えるでしょう。
また、同大会では出場者が事前に3人1組のチームを結成し、自身の配信で顔合わせなどを行うのが通例。そこから一定期間のスケジュールで行われる「スクリム」(練習試合)で練習を重ね、本番に臨みます。
これまでまったく接点のなかった人々がチームを組み、絆を深めていく様はまるで“リアリティショー”のよう。ぎこちない掛け合いから始まったチームが、数日かけて親密になり、大会本番で結果を残す…。筋書きのないドラマがそこにはあります。