しかし、今年に入って『マスターデュエル』がリリースされたことで、状況は一変します。『マスターデュエル』にある「ソロモード」では、各テーマの背景ストーリーを見ることができます。その中には「ライトロード」のテーマ解説もありました。
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そこで語られたのは、「トワイライトロード」はライトロードたちの宝物庫に眠る「黄昏の交衣」(トワイライト・クロス)を、自主的に身に着けた姿だという新事実。「トワイライトロード」の誕生には、「暗黒界」の人々は何も関係していなかったのです!
更にファンに衝撃を与えたのが、「黄昏の交衣」はライトロードたちの本拠地にある、宝物庫に眠っているということです。「暗黒の瘴気」というカードのイラストでは、明らかに暗黒界だと思われる、闇の瘴気が溢れる場所で対峙する「ライトロード・ハンター ライコウ」と「暗黒界の武神 ゴルド」の姿が描かれています。
これまでは、「暗黒の瘴気」は「暗黒界の洗脳」の直前を描いたカードだと思われていました。暗黒界に迷い込んだライコウは、ゴルドの放つ瘴気を受け、その後グラファの洗脳により、トワイライトロードに“闇堕ち”してしまったのだ…と。
しかし、「黄昏の交衣」がライトロードたちの本拠地にあるということは、「暗黒の瘴気」の後、ライコウは無事にライトロードたちの本拠地へと帰還し、その後再び暗黒界を訪れた時を描いたのが「暗黒界の洗脳」だということになります。
この“新説”に、デュエリストたちは大爆笑。ネット上では「ライコウ、2回も暗黒界に行ってたのか。もはやただの迷い犬では?」「暗黒界の人たち、ライコウを闇堕ちさせた悪人かと思ったらそんなことはなかった」という声が上がっていました。
迷子のライコウを無事に本拠地まで帰してあげていた「暗黒界の武神 ゴルド」。もしかすると「暗黒界」の人々は、見かけに反して動物に優しい…のかもしれません。