『遊戯王 マスターデュエル』のオススメデッキを徹底解説!今回のテーマは手札からの連続展開で、強固な制圧盤面を築く「電脳堺」デッキです。
先手で制圧盤面を作るだけでなく、後手でも相手の妨害を踏み越えて勝利を目指すことができます。動きとしては、デッキ→墓地→除外ゾーンとカードを動かしてアドバンテージを稼いでいきます。
除外ゾーンからデッキや墓地にカードを戻す方法もあるため、展開速度の速いデッキでありながら、持久戦にも対応できる柔軟なデッキです。
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デッキの動かし方
「モンスターの効果について」
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「電脳堺」モンスターたちは、かなり特殊な効果を持っています。
場の表側表示の「電脳堺」カードを対象とすることで手札から特殊召喚できるのですが、その際に対象にしたカードとは別種の「電脳堺」カードをデッキから墓地に送ります。
墓地へ送るカードは、モンスターなら自己蘇生できる《電脳堺姫―娘々》、魔法ならサーチが行える《電脳堺門―青龍》、罠ならレベル調整効果を使える《電脳堺門―朱雀》がおすすめです。
その後、それぞれの「電脳堺」モンスターが持つ固有効果が処理されます。「電脳堺」カードをサーチすることができる《電脳堺媛―瑞々》やモンスターをさらに展開できる《電脳堺悟―老々》などを優先して使っていきましょう。
動かし方1:まずは仙々のシンクロ召喚を目指す
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まずは、このデッキのかなめである《電脳堺狐―仙々》のS召喚を目指して展開していきましょう。そのための方法は大きく分けて2通りあります。状況に合わせて展開ルートを使い分けましょう。
1:☆3と☆6を出してS召喚
最もシンプルな方法です。☆3のモンスターしか手札にない場合でも、☆6シンクロを中継地点として展開すると、ドローや相手のカードの除去ができて消費を抑えられます。
2:☆3を2体出して、朱雀の効果でレベルを調整してS召喚
「電脳堺」特有の展開方法です。「電脳堺」モンスターの特殊召喚の際に、罠カード以外を対象にし、《電脳堺門―朱雀》を墓地に送ります。
動かし方2:V.F.D.をエクシーズ召喚しよう
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手札に余裕があるなら、更に☆9シンクロを展開し、《真竜皇V.F.D.》のX召喚を目指しましょう。☆9のシンクロを2体使うのでかなり消費が激しいですが、1体だけでも相手のモンスター効果を封じきることができるので、ぜひ狙ってみてください。
動かし方3:その他の展開
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☆6を2体並べることで、更に別のモンスターを展開できます。状況に合わせて使い分けるのが有効です。
◆デッキの長所と短所
長所
・V.F.D.を召喚できる!
たった1枚のカードを召喚することができる、それこそが「電脳堺」デッキの強みです。これを使わないのであれば「電脳堺」デッキである意味はないと言えるほど強力なので、展開ルートは必ず覚えておきましょう。
・スキドレが効かない!
「電脳堺」モンスターの特殊召喚効果と付属する固有効果は、手札で発動するものですから、フィールドのモンスターのみを無効化する《スキルドレイン》をすり抜けて展開することができます。
その後は除外ゾーンにカードをためて《電脳堺門―朱雀》の効果で破壊して対処が可能です。
短所
・事故率が高い
テーマの特性上仕方ありませんが、展開するために絶対「電脳堺」カードが二枚以上必要です。その事故率を考慮に入れても、強力なデッキですのでそこは目をつむりましょう。
まとめ
今回は「電脳堺」デッキを紹介しました。手札と墓地、除外ゾーンをカードが駆け巡る不思議な動きは、一度触ってみると絶対ハマるでしょう。
先手でV.F.D.を場に出しつつ、潤沢な枚数の手札を抱えた全能感は勿論のこと、後手でも相手の手札誘発の1枚や2枚は乗り越えられるので強力なデッキです。