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数多くのプレイヤーたちがしのぎを削る、『Apex Legends』のランクマッチ。その中でも「マスター」ランクは、ごく少数のプレイヤーしかたどりつけない“狭き門”ですが、何やら今シーズンは状況が違うようです。
死屍累々の「マスター」ランク
「マスター」ランクは、キルや順位に応じてもらえるランクポイントを10,000ポイント積み重ねることで、ようやく到達できる称号。さらにそこからポイントの総数が多い上位750人が、最上位の「Apexプレデター」となります。
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「マスター」に到達するには立ち回りやエイム力はもちろん、かなりのプレイ時間が必要です。しかし、今シーズン「デファイアンス」では、「マスター」ランクに到達したユーザーが急増したことが話題に。
ランク分布によると、前シーズン「エスケープ」で「マスター」ランクに到達したのは全プレイヤーの2.93%ほど。それに対して今シーズンの到達者は、3月末の時点で約4.8%に上昇していたそう。その背景には、ランクポイントシステムの調整が影響しているようです。
今シーズンはマスターに行きやすい?
従来のランクマッチでは、キルポイントが重視される仕組みでした。たとえば、「エスケープ」では順位ポイントが最大100RPだったのに対して、キルポイントは175RP。たとえ順位が低くても、キルを狙うことでポイントを荒稼ぎできました。
ですが、「デファイアンス」からは総キルポイントが175RPから125RPに減少した代わりに、順位ポイントが100RPから125RPに上昇。つまり、撃ち合いにあまり自信がない人でも生存を重視する立ち回りを心がければ、ポイントが稼ぎやすくなっています。
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また有名動画投稿者のBobSappAimさんは、3月27日に投稿した動画で「マスター」到達者の増加について別の理由を挙げていました。それは、ランクマッチの開催期間をきっかけとした「プレイ量の増加」という説。
たしかに今シーズンのランクマッチは、前半スプリットが2月9日から4月6日までと学生の春休みに重なっていました。そのため、普段学業などで忙しい人が集中的にプレイした結果、「マスター」ランクに到達したのかもしれません。
4月6日からは、今シーズンの後半スプリットがスタート。その舞台となるのは、全マップ中もっとも戦闘が起きやすいと言われる「キングスキャニオン」なので、前半スプリットよりもファイト力を要求されそうですね。