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コナミデジタルエンタテインメントが手掛ける、PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S/Steam/ニンテンドースイッチ/スマホ向け『遊戯王 マスターデュエル』。
その中で、「教導(ドラグマ)」テーマのエースカード「教導の騎士 フルルドリス」は、4月4日に召喚演出と共に追加された新カード「妖眼の相剣師」と同一人物であることはご存知でしょうか?
「教導の騎士 フルルドリス」はいかにもな“女騎士”であり、「教導」テーマを象徴するキャラクター「教導の聖女 エクレシア」とあわせて、“聖女を守護する騎士”という印象を抱いていた方も多いでしょう。
そんな彼女がまさかの侍に転身! にわかには信じがたいですが、公式Twitterが公開した「妖眼の相剣師」の設定画には、「ドラグマ時代のフルルドリス」という説明が確認できます。
彼女はどのような経緯で、女騎士兼聖女から侍に転身したのか。その理由は、実は壮大なバックストーリーと共に語られているのです。
◆「教導の騎士」から「妖眼の相剣師」に至る、波乱万丈過ぎるストーリー!
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当初の「フルルドリス」イラストは全身甲冑であり、その性別すらハッキリ分かりません。そのシルエットから、どことなく女性的な感じがするというだけ……。
しかし「教導」「鉄獣」関連カードである「鉄獣の凶襲」等には、兜を外したフルルドリスの姿が描かれています。紫がかった銀髪が確認できますね(なお戦っている相手は、これまた人気キャラである「凶鳥のシュライグ」です)。
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実は「フルルドリス」も、設定上は「エクレシア」と同じく聖女。聖痕を両手足に宿して力を得た猛者なのです。そのため見た目は騎士ですが種族は「魔法使い族」扱いとなっています。
さて、フルルドリスたち「教導」は「鉄獣戦線」と激しく争っていましたが、ある時に事態は急変。「ホール」呼ばれる大穴が宙に開き、「烙印竜アルビオン」が降りてきます。
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この異常事態を収めるため、「鉄獣」とフルルドリス、エクレシアらはこれに対抗。その後、色々あってエクレシアは「追放者エクレシア」となって教導国家から逃亡する身となるのですが、話が逸れるため詳細は割愛します。
●暴走しデスピアへ変貌した教導(ドラグマ)
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その後、「教導の大神祇官」という人物が正体を現し、民に施された聖痕を烙印に変化させていきます(「デスピアン」化)。こうして「教導国家ドラグマ」は、「烙印劇城デスピア」に変わり果てました。
その影響で、エクレシアと共に遠くの地に逃げていた「アルバスの落胤」も暴走。エクレシアにピンチが訪れます。
一方、エクレシアが弾劾されたことを知ったフルルドリスも、教導国家ドラグマから出奔していました。彼女は聖痕を封じるため「相剣師」たちと合流。やがて、危機が迫るエクレシアを救うために現れます。
その時の姿こそが、新カード「妖眼の相剣師」! 彼女は以前の“女騎士”から“侍”のような雰囲気を纏うようになったのです。
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上記のような胸アツ展開が、フルルドリスが「女騎士」が「侍」になった理由。ちなみに、「妖眼の相剣師」も“聖女”であるため「教導の騎士」と同じく「魔法使い族」です。
なお公式ガイドブックである「ザ・ヴァリュアブル・ブックEX2」には、これ以降の展開も記載。「相剣師」という新たな姿で、エクレシアやアルバスと合流したフルルドリス。そして悪堕ちした「デスピア」の物語は、その先も含めファンに大きな衝撃を与えているのですが、今回はここまで。
現在『マスターデュエル』に実装されている「相剣」カードは、「妖眼の相剣師」だけ。ソロモードにていずれ、「相剣」を含めたストーリーが展開する可能性も大いにあります。期待して待ちましょう。