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今から10年前、2012年にアーケードで稼働を開始した『機動戦士ガンダム EXTREME VS. FULL BOOST(フルブ)』。このゲームが何故か10年越しにTwitterのトレンド入りを果たし、大きな話題に。理由は、あるプロゲーマーがYouTubeにアップした1本の動画にあったようです。
「どぐらのクソキャラ列伝」で『フルブ』が話題に
その動画とは「【どぐらのクソキャラ列伝】未来からきた禁止級の機体!ガンダムEXVSFB リ・ガズィを解説!」。CYCLOPS athlete gaming所属のプロゲーマー・どぐらさんが、格闘ゲームにおけるチート級の危険すぎるキャラクターについて語る人気シリーズ「どぐらのクソキャラ列伝」の62本目の動画となります。
この動画で今回取り上げられたのが『フルブ』でした。同ゲームは「ガンダム」シリーズの機体が総出演する2on2チーム対戦ゲーム『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス』シリーズの2作目に当たります。どぐらさんの得意とする格闘ゲームとは微妙にジャンルが異なるのですが、格ゲー仲間から次作『マキシブースト ON』を勧められたのがきっかけで、このゲームに行き着いたとのこと。
今回、どぐらさんが危険すぎるキャラクターとして取り上げたのは、リ・ガズィという機体。「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」に登場、チェーン・アギが搭乗する、Zガンダムの量産型後継機です。
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リ・ガズィは“未来から来た機体”!?
実はこのリ・ガズィ、アーケード版『フルブ』には登場せず、家庭用版のDLCとして次作から逆輸入された機体。そのため当時は“未来から来た機体”と呼ばれていました。
その特徴は、バック・ウェポン・システムを装備した状態、通称・飛行機形態で出撃する点。『エクバ』シリーズではブーストゲージというシステムがあり、このゲージを消費することでモビルスーツは空を飛ぶことができます。しかし同機体は、飛行機形態の間はなんとブーストゲージを一切消費することなく常に飛んでいる状態。ブーストゲージを使い切って着地するところを狙って攻撃するという、このゲームの基本戦術が全く通用しないのです。
上記の特徴からただでさえ強いリ・ガズィですが、持っている武装も非常に強力。機首から発射される照射ビームは、機体の向きを変更することで、まるで“ムチ”のように振り回すことが可能。その攻撃範囲の広さは、どぐらさんも「なんかこれ、ボスキャラの殴る範囲じゃないすかwww」と思わず爆笑してしまうほどでした。
あまりの強さから、家庭用版のオンライン対戦では“禁止キャラ”扱いにされているというリ・ガズィ。ゲストとして登場した配信者・村もんさんの「プレマ立てると絶対書かなきゃいけない言葉があって…“青限”まあ回線青っていうのと“リガ×”ですね」という言葉も納得です。
どぐらさんの口からも「対戦(相手)してて絶対つまんないですよねこれ?」と、思わず本音がぽろり。そんなどぐらさんに村もんさんは「あ、つまんないっす。ちなみに(リ・ガズィを)やってる側はめちゃくちゃ面白いです」と、こちらも赤裸々な本音を語り、どぐらさんの笑いを誘っていました。
この動画が話題となり、Twitterのトレンド入りを果たした『フルブ』。ネット上では当時リ・ガズィに苦しめられたプレイヤーが、思い出話に花を咲かせていたようです。