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「シンオウ地方」の過去を描きつつ、謎に包まれていた幻のポケモン・アルセウスに迫った『ポケモンレジェンズ アルセウス』。従来のシリーズとは一線を画したゲーム性も相まって、世界累計650万本以上を売り上げる大ヒット作となりました。
その一方で『ポケットモンスター』シリーズには、まだまだ過去に隠された伏線が多く存在しているため、『ポケモンレジェンズ』がシリーズ化する可能性も。もしそうなった場合、次は一体どの作品が深掘りされていくのでしょうか?
『ポケモンレジェンズ』の続編を予想
『ポケモンレジェンズ アルセウス』の題材となったのは、『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』で語られた「シンオウ神話」。世界を創造したというアルセウスやその分身であるディアルガ・パルキア・ギラティナを軸に、壮大なストーリーが描かれていました。
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売上も好調で、反響も大きかったことから『ポケモンレジェンズ』の続編が製作される可能性も決して低くはないはず。その場合、舞台設定は引き続き「ヒスイ地方」、あるいは別の地方の過去を掘り下げる作品になるでしょう。
そこで第一に思い浮かぶのが、『ポケットモンスター X・Y』で仄めかされていた「カロス神話」です。
ポケモンで戦争していた「カロス地方」
「カロス神話」で語られていたのは、約3000年前に発生したという戦争。人間だけでなく、ポケモンも軍事利用されており、多くの尊い命が犠牲になったと言われています。
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そして、この戦争を終結させたのは「カロス地方」を治めていた王が制作した“最終兵器”。その技術は現代の「カロス地方」で封印されていたのですが、とある理由で人類の浄化を試みた「フレア団」のフラダリによって利用され、後の大事件へと発展しています。
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しかし、作中では戦争に至った経緯やその様子についてはあまり語られず。もし『ポケモンレジェンズ』の続編で「カロス神話」が題材となるとしたら、おそらくこの戦争が物語のメインとなるでしょう。
たとえば、主人公が戦争を食い止めるべく各地で奮闘するといった物語はどうでしょうか。そこに『X・Y』の表題ポケモンであるゼルネアスやイベルタル、そしてジガルデが深く関わっていく…。とくに、ジガルデは“監視者”と呼ばれているので、その時代をよく知っているはず。もしかすると、アルセウスのようにメインポケモンへと抜擢されるかもしれません。
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また今冬発売予定の『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』では、シリーズ初となる“オープンワールド”が採用されるとのこと。そのため、『ポケモンレジェンズ』の続編が製作されるとしたら、シームレスな「カロス地方」を楽しめる可能性も。
過去を遡ることで、より広がっていく『ポケットモンスター』の世界観。新たな先祖キャラクターにも期待したいところですね!