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5月14日、人気格闘ゲーマーたちがタクティカルFPS『VALORANT』で激突するカスタムイベント「第1回格ゲーマーVALORANT」が開催。そこに格ゲー界の生きるレジェンド“ウメハラ”こと梅原大吾選手が参戦し、バツグンのゲームセンスを披露しました。
格ゲー界のレジェンドが『VALORANT』に殴り込み
ウメハラ選手といえば、『ストリートファイター』シリーズの大会で数々の実績を残している世界的にも有名なプロ格闘ゲーマー。40代を迎えた今でも衰えを感じさせず、一線級の活躍を見せています。
そんなウメハラ選手が他ジャンルのゲームをプレイするのは、かなり異例の出来事なのだそう。そのため「ウメハラさんがヴァロをやる時代か」「ウメハラがヴァロやるってだけで奇跡だろ」「ウメハラさんのヴァロ参戦めっちゃ楽しみ!」などと、ファンから期待の声が寄せられていました。
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ファンからの声援はウメハラ選手の耳にも届いていたのですが、実はFPSをほとんど遊んだことがないらしく、当然『VALORANT』も素人レベル。イベント開催前には「マジ辞めてほしいんだけどそれ…」「今すぐ下手であることを知ってくれ。一番下手なんだよぉ…」と若干の後悔をのぞかせる場面も。
それでも、ファンの期待に応えるのがプロゲーマー。前日にコッソリ練習を開始し、視聴者からアドバイスをもらいながら射撃場でエイム練習することに。最初は弾を当てることすらままならなかったのですが、次第にヘッドショットも狙えるようになりました。
その後、ウメハラ選手は実践感覚を養うためにデスマッチモードへ。仕様を知らなかったため、途中までハンドガンの「クラシック」縛りになるというハプニングがあったものの、3点バーストを駆使しつつ敵を次々とキル。プレイを重ねていく内に必須テクニックの“タップ撃ち”を習得するなど、上達スピードはかなりのもの。別ジャンルとはいえ、やはりプロゲーマーのセンスは一味違いますね!
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“世界一の弾職人”が『VALORANT』で躍動
そして迎えたカスタム当日、試合前に顔合わせを兼ねて談笑していたところ、突然ウメハラ選手は「仲良くしたいでしょう、僕とは」とポツリ。続けて「先を見てごらん、遠くを見てごらん」と格ゲー界の神による“圧”で先制攻撃を仕掛けていました。
これが功を奏したのか(?)本番でもバツグンのパフォーマンスを発揮。「アセント」で行われた第1試合の2ラウンド目に経験者のナウマン選手をヘッドショットで倒すビッグプレイを披露して味方を沸かせることに。その際、「クソ弱え!ビックリした!」と“ウメハラ節”を効かせつつ感情を爆発させていました。
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さらに、第6ラウンドでえいた選手との緊迫した撃ち合いを制した際には「反応遅くない?若いのに」と後輩格闘ゲーマーへ洗礼を浴びせる場面も。そんなウメハラ選手の活躍もあり、第1マッチは13対3という大差で見事勝利を収めました。
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なお、今回のイベントは気心の知れた身内同士による企画だったため、煽りなどのバッドマナー行為もOKとされていた模様。イベント後に、参加者の人気格闘ゲーマー・こくじんさんは「死体撃ち上等だったけどみんなはバッドマナーダメだぞ!」と注意喚起していました。
本職の格闘ゲームにおいても、波動拳などの“弾”を巧みに操っているウメハラ選手。どのジャンルにおいても“弾”を扱わせたら右に出る者はいないのかもしれません…!