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6月27日、Twitter上で突如として「アルベド」というワードがトレンドに浮上。何の因果か、3つの界隈が入り乱れるカオスな状況が生まれてしまったようです。
ジャンルを飛び越えた奇妙なつながり
「アルベド」と聞いて、多くのTwitterユーザーは『ファイナルファンタジーX(FF10)』に登場する「アルベド族」を連想した模様。おそらくその原因は、今年5月にネット上を席巻した例のMAD動画「おとわっか」にあります。動画内で“大概アルベドのせいにしてるような”ワッカが出てきたことを、いまだに覚えている人も多いでしょう。
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とはいえ、実は「アルベド」は『FF10』に限らず、さまざまな作品で用いられているワード。実際、今回トレンド入りしていたのはTVアニメ「オーバーロード」に登場する同名キャラクターのアルベドにまつわる情報が理由だったようです。
同作のアルベドはメインヒロイン級の立ち位置で、セクシーな容姿をもつ純白の悪魔。ちょうどその美貌を再現した1/1スケールの胸像フィギュアが発売される予定で、6月26日に予約が始まったところでした。
また、中にはオープンワールドRPG『原神』に登場するアルベドを連想した人も。“白亜の申し子”ことアルベドは、2020年12月に開催された期間限定ガチャで登場したキャラクター。昨年11月の復刻以来、入手機会がなかったため、再登場の告知があったと勘違いしてしまったのかもしれません。
このように多様な意味をもつ「アルベド」がトレンド入りしたことで、Twitter上はちょっとした混乱状態に。「いろんなキャラ混ざりすぎて、どの人のこと言ってるのかわからなかった」「カオスすぎて、どれが引っかかってるのか分からない」「これもエボンの賜物だな」といった反応が飛び交っていました。
ちなみにアルベドの語源を辿ると、ラテン語で「白さ」などを意味する「Albedo」という言葉が出てきます。キャラクターの名前に使われる際には、この語義が由来になっていることが多そうですね。
1つのワードが織りなした奇妙な巡りあわせ。みなさんは一体どのアルベドを思い浮かべましたか?