2022年6月30日に発売された、ニンテンドースイッチ/PC（Steam）向けハンティングアクション『モンスターハンターライズ：サンブレイク』。新たな地「エルガド」で、狩猟に励んでいるハンターも多いのではないでしょうか。
『サンブレイク』では「密林」「城塞高地」などのフィールドや、「ガランゴルム」「ルナガロン」「メル・ゼナ」などの新モンスターが登場。NPCと共闘できる“盟勇クエスト”など、新しい楽しみ方も広がっています。
また、ハンターの武器にも新たな鉄蟲糸技/入れ替え技が登場し、ますますハンターの戦闘スタイルの幅が広がっています。今回は『サンブレイク』から新たに追加された「大剣」の入れ替え技及び鉄蟲糸技の性能を解説します。なお、ボタンの表記はニンテンドースイッチ版に準拠しています。
◆大剣の新入れ替え技“流斬り連携”
訓練クエスト「新たな狩猟技術、疾替え」で習得できる、大剣の新たな入れ替え技は“流斬り連携”です。“流斬り連携”は重さと速さを両立させた連続攻撃が特徴的なスタイルで、これまでの通常攻撃である“溜め斬り連携”との入れ替え技です。
Xボタンで“降流斬り（縦斬り）”、Aボタンで“渦流斬り（薙ぎ払い）”、X＋Aボタンで“昇流斬り（地面を擦るような上方斬り）”の3種類の攻撃方法が存在し、それぞれ攻撃範囲や速度が異なります。3種類の攻撃を3回目まで自由に組み合わせられるので、相手の状況や位置に合わせた幅広い攻撃の選択肢が生まれます。
“降流斬り”は3段階とも単発攻撃で、素早い振りでコンボを繋げやすい安定した技。“渦流斬り”は2、3段階で2回ヒットになり、3段階目の攻撃後は少しだけ後ろに下がる特性を持っています。“昇流斬り”は1段階で前方移動、3段階で大きい振りの2回攻撃です。
注意点としては、“流斬り連携”での攻撃時に“溜め斬り”を放つためには、コンボ攻撃を行う必要があります。ただし、コンボ後の溜め攻撃は通常よりも溜め時間が短くなる特徴もあるため、発生に時間はかかるものの、出してしまえばこれまで以上に短期間で強烈な一撃を与えられます。
大剣ではこれまで無かった素早い通常攻撃が可能になり、そのスタイルの幅が大きく広がっています。もちろん“溜め斬り連携”も新たな装備品でさらなる一撃の威力を期待できるので、どちらを使用するかはプレイヤーの好みです。
◆大剣の新鉄蟲糸技“威糸呵成の構え”
『サンブレイク』でマスターランクを上げていくと、新しい蟲糸技を2つ覚えることができます。大剣の場合は“威糸呵成の構え”と“バックスライド”が新たな入れ替え技候補として登場します。
■威糸呵成の構え（翔蟲消費：2）
“威糸呵成の構え”はZL+Xボタンで発動する“ハンティングエッジ”と“金剛溜め斬り”との入れ替え技です。いわゆるカウンター技で、発動時にモンスターの攻撃を受け流して強力な一撃を出すことができるようになります。
この技の真価は攻撃時or溜め状態でも発動できることです。特に溜め状態で受け流しに成功した場合は、即座に“真・溜め斬り”や“激昂斬”などに移行できるため、カウンター技としては非常に強力です。“流斬り連携”の通常攻撃時でカウンターに成功すると、各技の3段階目が出せるようになります。
注意点としては翔蟲の消費が2でコストが重く、ゲージ管理が必要なこと。また、受け流せるのは最初の一撃だけなので、モンスターの連続攻撃には弱い部分もあります。カウンターが成功すれば圧倒的な瞬間火力を出すことができる強力な技の反面、モンスターの攻撃を見極めることも必要です。
なお、現在“威糸呵成の構え”にはアイテム「小タル爆弾」を置き、爆発にあわせて無理矢理カウンター状態にして“真・溜め斬り3”を当てるというテクニックも流行しています。寝ているモンスターなどに予備動作無しで簡単に強烈な一撃を与えられるので、覚えていて損はないテクニックです。溜め中にZLボタンを押すとスムーズに構えに移行できますよ。
■バックスライド（翔蟲消費：1）
“バックスライド”はZL+Aで発動する“強化納刀”との入れ替え技です。翔蟲を使用して素早く後方へと移動する技で、移動中は無敵状態になります。また、移動後に攻撃段階を引き継ぐことが可能で、溜め攻撃後ならば“真・溜め斬り”に、“流斬り連携”ならコンボを継続させることができます。
発動時にレバーで方向指定すれば後方以外への移動も可能です。ただし、回避後に溜め斬りなどを当てようとする場合は、タックルなどを駆使して方向をモンスターに合わせなければなりません。個人的には攻撃方向の指定がしやすい“激昂斬”との組み合わせをおすすめします。
“強化納刀”と比べると移動距離が短いため、機動力面では少し落ちてしまいます。しかし、発生時の無敵時間を活かせれば、モンスターの強力な攻撃を避けながら戦闘を継続できるようになるため、これまで以上の火力が期待できます。
◆ライターおすすめの入れ替え技構成
筆者は『サンブレイク』では、このような構成で大剣を使用しています。
疾替えの書【朱】
入れ替え1：タックル
入れ替え2：激昂斬
入れ替え3：流斬り連携
入れ替え4：ハンティングエッジ
入れ替え5：バックスライド
疾替えの書【蒼】
入れ替え1：タックル
入れ替え2：真・溜め斬り
入れ替え3：溜め斬り連携
入れ替え4：威糸呵成の構え
入れ替え5：強化納刀
通常時は疾替えの書【朱】を使用し、“流斬り連携”でコンボを当てながら敵の攻撃にあわせて“バックスライド”で回避、当てられるなら“激昂斬”まで派生させる戦闘スタイルです。筆者は正直なところあまり防御が上手ではないので、スーパーアーマーのある“激昂斬”で保険をかけています。
敵が大ダウンや睡眠などのチャンス時には疾替えの書【蒼】へと切り替え。“強化納刀”で攻撃力を強化しつつ、溜め攻撃で大ダメージを狙います。こちらのスタイルはライズで使用していたものに近く、一撃離脱しながら戦うもの。さらに“威糸呵成の構え”が加わることでカウンターも可能になり、通常使用してもさまざまな場面に対応できるようにしています。
ちなみに『サンブレイク』から“ハンティングエッジ”も大幅に強化されました。翔蟲の消費が2から1へと減少、ゲージの回復も早くなったため、気軽に連発できる技として回避や上空からの攻撃に愛用しています。また、発動後に溜め攻撃に移行できるようにも調整されています。
大剣は“流斬り連携”で大きく戦闘の幅が広がり、ますます使いやすい武器として進化しました。大きくスタイルが異なる戦い方と「疾替え」の相性がよく、モンスターのタイプや状態にあわせることでさらに可能性が広がります。
『モンスターハンターライズ：サンブレイク』は、ニンテンドースイッチ/PC（Steam）向けに配信中です。
