3gooは7月14日、ディンプス開発による対戦格闘ゲーム『ザ・ランブルフィッシュ』シリーズについて、コンシューマー版を2022年冬に全世界で発売すると発表しました。
『ザ・ランブルフィッシュ』シリーズは、2004年にアーケード版が開発された対戦格闘ゲーム。S.M.A.(Smooth Model Animation)による滑らかな2D表現と魅力的なキャラクター、そして2種類のゲージを駆使した高度な駆け引きで話題に。現在でも大会が開催される根強い人気を誇るタイトルです。
2005年には、新たなゲームシステムとキャラクターが追加されたアーケード版『ザ・ランブルフィッシュ2』も登場。本シリーズの国外発売は初となるほか、2作目『ザ・ランブルフィッシュ2』の家庭用移植も今回が初となります。
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■『ザ・ランブルフィッシュ』シリーズの物語
二十世紀末…。大規模な自然災害が、某国東部を直撃した。この災害によって経済中枢は消滅し、その首都機能に至る広域において高層建築物をなぎ倒し、結果15万8000人という多大な人命被害を生み出した。
二十一世紀初頭…。合企業体「PROBE-NEXUS(通称プローブ)」による某国東部復興事業が始動。プローブは崩壊地区に自らの管理拠点を移設し、巨大な企業管理都市を設立する。莫大な資産と先端テクノロジーが湯水のように注ぎ込まれ、かつての摩天楼をも凌駕する高層ビル群と世界最大規模のマーケットモール、そしてテーマパークとみまごうばかりの娯楽施設によって形成されたその現代のバビロンは、世界でもっとも重要なる場所-ゾーン・プライムと名づけられ、新世紀の象徴として華々しい誕生を飾った。
そして、その西ブロックに位置する未整備地区-通称スラムエリアで今…。
■株式会社ディンプス 代表取締役 西山隆志のコメント
『ザ・ランブルフィッシュ』はディンプスにとって思い出深いタイトルです。サミー株式会社が開発した業務用システムボード、アトミスウェイブ対応の2D対戦格闘ゲームとしてディンプスが開発しました。現在の対戦格闘ゲームの基準から見ると、幾分クラッシックに感じますが、20年近く以前にシステムボードの制約の中、様々な画像表現のアイデアを駆使した意欲的なタイトルであると自負しております。この度、株式会社3gooさんに再びスポットライトをあてて頂き、この『ザ・ランブルフィッシュ』シリーズの新たな可能性が、再び広がる事を期待しております
■株式会社3goo 代表取締役 ディ・コスタンゾ ニコラのコメント
私自身、長い間ディンプスのファンでしたので、今回この“知られざる傑作”を初めて世界中に発表できるのを、とても嬉しく思っています。また、こうした素晴らしい機会をディンプス社に頂けたことを非常に光栄に思っています。様々な対戦格闘ゲームのシステムを取り入れ、ゲームセンターを熱狂させたこのシリーズを、家庭用として誰でも遊びやすくお届けいたしますので、ぜひご期待ください
コンシューマー版『ザ・ランブルフィッシュ』シリーズは2022年冬に発売予定。対応プラットフォームや価格は不明です。