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7月12日より、タクティカルFPS『VALORANT』で最新パッチ5.01が適用され、「KAY/O」のスキルに調整が入りました。これにより、なぜか「キルジョイ」が実質的に弱体化されるという憂き目に遭ってしまったようです。
KAY/Oがキルジョイにぶっ刺さり!?
事の発端となったのは、最新パッチで「KAY/O」のアビリティ「フラグ/メント」に加えられた効果範囲の調整。元々は直径10mに広がる円状のグレネードだったのですが、変更後は8mに短縮されました。
代わりに、射線が通っていなくてもダメージが適用されるように。たとえば、壁際に投げ込むと爆破範囲が貫通。一見ナーフのように思えた調整ですが、実際にはスキルの利便性が向上しています。
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そんな「フラグ/メント」の仕様変更を受けて、ピンポイントで被害を受けてしまったのが「キルジョイ」。ボットやタレットを設置してエリアを支配できることが唯一無二の特徴で、とくに範囲内の敵を拘束するアルティメットアビリティ「ロックダウン」は、敵をエリアから退ける目的で重宝されています。
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受難の時代到来か…
ちなみに「ロックダウン」は、発動元のデバイスを破壊することで阻止可能。妨害されてしまうケースもあるのですが、多くの場合は壊されにくい場所へ設置されるので、成功率は決して低くありません。
しかし、「フラグ/メント」が壁越しに適用されるようになったことで、失敗するリスクが増大。マップ毎に存在する定番の設置箇所が、「KAY/O」によって簡単に防がれるようになってしまったのです…。
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実際に、元プロ選手であるSepiaMarsさんがTwitter上で「フラグ/メント」の効果範囲を検証。その結果、「ロックダウン」を設置するお決まりのポジションに、大きな影響を及ぼしていることが明らかになりました。
突如訪れた予期せぬ悲劇に、「キルジョイ」使いのプレイヤーは茫然自失。「アセントキルジョイ専の俺死亡」「200クレジットでULT止められるのヤバすぎだろwww」「実質キルジョイの弱体化になったよな…」などと様々なコメントがSNS上に集まっていました。
今後「キルジョイ」を運用する際には、「ロックダウン」の起動場所を見直さなければならないでしょう。もしかすると、受難の時代を迎えているのかもしれません…。