■第2位:「黒の聖杯」

個人的には、この「黒の聖杯」と第1位が、頭一つ抜け出ていると考えます。「黒の聖杯」は「毎ターンHP500減少状態を付与」というデメリットがあるので長期戦にはあまり向きませんが、「自身の宝具威力を60%(最大80%)アップ」という効果は、デメリットを考慮してもなおお釣りが来るほどです。
例えば、NPを100%チャージできる「メリュジーヌ」や「ヘファイスティオン」なら、該当スキルと「黒の聖杯」を組み合わせるだけで、宝具の即発動と与ダメージのアップを両立できます。また、アペンドスキル2をLV10にできれば、NP80%チャージ組(ハベトロットや蘆屋道満など)も同様の立ち回りが可能です。
そして、手元に「オベロン」がいる、もしくはフレンドから借りられるのであれば、この「黒の聖杯」の効果が更に輝かしくなります。「オベロン」が持つスキル「夢のおわり EX」には「宝具威力アップブースト」の付与があり、これは「黒の聖杯」の効果も対象に含みます。そのため与ダメージがかなり跳ね上がり、状況の一変すら狙えるほどです。
「夢のおわり EX」のデメリット効果で、付与された相手は以降のターンで一切動けなくなりますが、それを踏まえてもなお、採用する価値があるほどの組み合わせです。
■第1位:「カレイドスコープ」

「黒の聖杯」も捨てがたいものの、紙一重の差で「カレイドスコープ」を最もお勧めできる概念礼装に選びました。これがあれば、装備したサーヴァントのNPを80%チャージした状態でバトルが始まるので、あと20%を稼ぐだけで宝具の発動条件を満たせます。防御より攻撃が重要な『FGO』において、この即効性は非常に有用です。
しかも残りのNP20%分は、アペンドスキル2で賄うことが可能。サーヴァントコイン120枚と育成素材さえあれば、どのサーヴァントでも「カレイドスコープ」で宝具の即発動が叶います。また、スキルで100%チャージできるサーヴァントなら、「カレイドスコープ」とアペンドスキル2で宝具を発動した後、2ターン目はスキルを使って宝具を再度発動できるので、2連射のハードルが大きく下がります。
もちろん、NPを味方に付与できるサポートサーヴァントを並べれば、NPチャージスキルがないアタッカーでも連射が可能ですし、組み合わせ次第では3連射も不可能ではありません。状況次第では、まずサポートサーヴァントに宝具を使わせたい場合もあるので、その際も「カレイドスコープ」が役立つことでしょう。
戦略にも広がりが生まれる点と、アペンドスキル2との組み合わせによる運用の容易さから、今回の概念礼装交換では「カレイドスコープ」を最も強く推させていただきます。

今回は全ての概念礼装を持っていないという前提で考えましたが、既に4枚持っていて最大限界突破のリーチ状態な場合、優先度合いが変わることもあります。自分の手持ちの戦力や、概念礼装を活かせるサーヴァントの有無なども考慮しつつ判断しましょう。
それでも悩む場合は、やはり「カレイドスコープ」か「黒の聖杯」がお勧めです!