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バーベキュー・釣り・昆虫採集、これから来る秋は涼しい季節ということもあり、その開放感を最大限に生かした野外活動がとても魅力的ですよね。ここ数年でアウトドアの人気が急激に高まったこともあり、実際キャンプ場を訪れたことのある人も多いのではないでしょうか?楽しいイベントである一方、準備が大変で忙しい現代人にとって週末の時間をすべてお出かけにあてるのは大変ですよね。
そこで今回は自宅にいながらニンテンドースイッチでアウトドア気分を味わえる、思わずキャンプに行きたくなるようなゲームを5つ紹介します。自然の中で普段の生活にはない不便さを全力で楽しみましょう。
『Hunting Simulator 2』
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アウトドアは自給自足の連続。食料はもちろん生活をやりくりする資金も自分で調達しなければなりません。『Hunting Simulator 2』は、大自然を駆け抜けるハンターになって相棒の猟犬とともに、野生の動物に立ち向かう狩猟シミュレーションゲームです。
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探索できる場所は「ヨーロッパの森林」・「テキサスの砂漠」などの計6か所で、その中にはシカやシロクマ、マガモといった野生の動物たちが生息しています。
本作のゲーム性は自然の中を歩いて対象を狩猟し、ゲーム内通貨であるクレジットに変換したらそれを元手に新たな銃やガジェットを揃えていくというのが大まかな流れになります。そして、狩猟シミュレーションの名の通りとてもリアルに寄った作りとなっているのです。例えば、放った銃弾や弓は弧を描いて山なりに飛んでいくため弾道計算が必要だったり、動物には部位ごとに当たり判定が存在し当たった場所によってダメージの大小が異なったりなどです。また、動物たちはそれぞれ実際の習性に合わせた行動をとるため、狩らずとも遠くからその行動を観察しているだけでも楽しいかもしれません。
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古くから人間の相棒として狩りの手伝いをしてきた狩猟犬は、本作でも重要な役割を担います。人間が感知しにくい動物の足跡や血痕を辿って広大な自然の中から獲物を探してくれるのです。降り立ったマップで1時間さまよった結果、動物の気配はするものの姿を拝むことすら叶わないこともあるので、特に装備の整っていない序盤ではより活躍してくれるでしょう。
またハンターには狩猟にともない禁止事項があり、狩猟対象にない動物を撃ったら罰金、メスを撃ったら罰金、1頭に付き3発以上を打ち込むと罰金といったルールが存在します。プレイに対する縛りではありますが、こういった要素も本作のリアリティに説得力を持たせている要因ですね。
全編を通してストーリーや明確な目的がない一方で、大きな個体をはく製にして飾ったり、160種類あるギアやアクセサリーを集めたりといったコレクション要素が豊富な本作。RPGやアクションゲームのように画面の切り替わりが激しくないので、腰を据えて遊びたい方や実際に狩猟を経験してみたい方におすすめの作品です。
¥46,186
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
『Firewatch』
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ただ美しい自然を眺めて癒されたい、感情を昂らせるようなストーリーを読みたい。『Firewatch』はまさにそういう方におすすめしたいミステリーアドベンチャーゲームです。Firewatchとは火災監視員のことで日本ではあまりメジャーな職業ではありませんが、山火事が起きないか森の中をチェックして回る人のことを指します。プレイヤーはその一員である主人公のヘンリーとなり、別の監視塔の上司デリラとトランシーバーでやり取りをしながら、さまざまな問題を解決していきます。
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ゲーム性はシンプルで、主人公が片手に持つトランシーバー越しにデリラと会話しながら森の中で表示されるミッションをこなしていくだけです。しかし、探索中はほぼ常に会話があり、問いかけに対する返事をいくつかある選択肢のなかから選ばなければならないので、案外プレイヤーは忙しいのです。返事をせずにそのままにしておくと「無視した」という選択として扱われ、その後の展開が変わったりします。逆を言えば、プレイヤーが答えたくないと思った問いかけにはあえて無視するという方法もあり、遊ぶ人の人間性が反映されるのではないでしょうか。
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公式PVにおいても「本を一気読みするようなゲーム」と表現されている本作はプレイヤーを物語の中へ引き込む力がピカイチです。物語の冒頭で語られる主人公の意味深なバックグラウンドや、目を引くような美しい自然など、至るところで本作の魅力を伝えようとする工夫がされています。ユーモアのある日本語字幕を読み込んでいくにつれて、知らないうちに自分自身が主人公ヘンリーになったかのような気分を味わえるでしょう。
プレイ時間は4時間程度でクリアでき、ちょっとした息抜きにはもってこいです。ネタバレになってしまうため詳しいストーリーについては追及できませんが、後を引くような味わい深い物語が好きな方にはドストライクかなと思います。
『ゆるキャン△ Have a nice day!』
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「ゆるキャン△」は山梨県周辺を舞台に、キャンプ場でのリクリエーションや野外調理といったアウトドアを満喫する、女子高校生たちの日常を描く大人気コミック・アニメ作品です。『ゆるキャン△ Have a nice day!』はそんな彼女たちとともにキャンプで楽しいひと時を過ごせるアドベンチャーゲームとなっています。
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本作の舞台となる季節はキャンプではオフシーズンと言われる冬です。ゲームシステムはノベルゲームで定番の選択肢形式で進み、全員参加のクリスマスキャンプまで過ごす5週間を主人公を切り替えながら体験していきます。平日は学校生活を通して他のキャラと会話をしながら友好度を溜め、金曜日に仲間たちとキャンプのプランニング、土曜日・日曜日には実際に計画したキャンプを行うのが一週間の大まかな流れです。
プレイヤーはキャンプ計画として訪れる場所と参加人数を好きなように決められます。組み合わせ次第では、存在しなかったif物語が楽しめるのも本作の醍醐味ですね。また、原作コミックにて名前は登場するもののアニメには出てこなかったキャンプ場もあり、本作でしか見られない彼女たちのやり取りはファン必見です。
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物語の終盤を飾るエピローグは全部で7種類。登場するメインキャラクターそれぞれにエンディングがあり、先述の友好度によって物語の結末が変化します。
また、ゲーム本編以外にも「結社の集い」というコレクション要素が用意されています。始めは背景とペットしか映っていない画面ですが、物語の進行具合に応じて徐々にメインキャラクターたちが姿を現すものとなっています。中には比較的難易度が高く特定の条件でないと解放されないものもあり、試行錯誤しながら遊べますね。
コミック・アニメの雰囲気をそのままに原作ファンの心をくすぐる本作。魅力あふれるキャラクターたちの新たな絡みを見てみたいという方には手に取ってほしい作品です。
『じんるいのみなさまへ』
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『じんるいのみなさまへ』は可愛らしい女の子たちが、荒廃した秋葉原を舞台に仲睦まじく生活していくサバイバルアドベンチャーゲームです。サバイバルとはいっても、生死を賭けながら必死に生き抜くような過酷なものではなく、ゆるめの世界観が心地いい作品となっています。
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本作のゲーム性は大きく2つに分けられます。3Dマップ上に点在する採取ポイントを探索して、食料や生活に必要な物資を集めるサバイバル要素と、直接物語に関わってくるノベルゲーム要素です。
サバイバルゲームではありますが難易度はとても易しめに調整されているので、物語を進めるだけならこれらの要素を一切行わなくてもクリアできます。しかし、せっかく用意されたコンテンツを遊ばないのはもったいないですよね。探索では野生動物を捕まえる罠・釣り・農業といった要素があり、それらを使って新しい料理を作ったり、新アイテムをクラフトしたりと、少しずつ文明的になっていく生活に感動を覚えます。
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一方、アドベンチャー要素では可愛らしい彼女たちが百合要素を交えながらポジティブかつ、楽しそうに話しているシーンが垣間見えます。しかし、よく考えてみてください。ここは荒廃した秋葉原、5人の女の子以外に生存者はおらず普通なら絶望に暮れていても何ら不思議ではない状況にも関わらず、怖いほどに元気に過ごしているのです。物語の後半にはこれらの世界観と彼女たちのテンションがなぜこうもかけ離れているのか、その謎をしっかりと回収してくれるので気になった方は自身の目で確かめてみてください。
本格的なサバイバル要素を期待している方にはおすすめできない反面、ゆるく平和な時間を過ごして癒されたい方にはうってつけの作品です。特に物語後半の盛り上がりには引き込まれること間違いなしです。
『屍喰らいの冒険メシ』
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皆さん美味しいご飯は好きですか?『屍喰らいの冒険メシ』はそんな生きていく上では欠かせない食事に焦点を当て、ダンジョン内にあるものはなんでも食べて生き残ることをコンセプトとしたサバイバルシミュレーションRPGです。料理によるキャラクター強化を主軸においた本作は、まさに異色ならぬ”異食”の作品といえるでしょう。
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ゲームシステムの根幹は王道SRPGそのもの。シンボルエンカウント方式で敵と接触し、素早さが高い順に行動して有利なポジションを取りながら敵を倒していきます。具体的には「魔界戦記ディスガイア」シリーズをイメージすると分かりやすいと思います。そして、それを取り巻く多くのシステムは類を見ないほどの珍しい独自の要素で構成されています。
まず目に留まるのはプレイヤーが操作するキャラクターメイク画面です。ゲーム開始時に主人公とともにダンジョン内を冒険する仲間を3人作成するのですが、外見や職業はもちろんステータス画像や目線、演出時のカットイン画像といった細かな場所まで好きなように決められます。こだわり抜いて作ったキャラクターには一段と愛着が湧きますよね。
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極めつけは本作最大の特徴である料理によるキャラクター強化と、スキル「屍喰らい」の存在です。操作するキャラクターたちにはHPの他にカロリー・水分というパラメータがあり、ダンジョン攻略中はこれらを切らさないように、適宜料理を作って栄養補給をしながら冒険していくことになります。料理はダンジョンで得られた素材を自由に組み合わせて作れ、攻撃力アップなどの追加効果を得られます。選択した食材次第でプレイヤーの料理センスが問われるかもしれません。
また戦闘中に行える屍喰らいは、倒した敵をその場で食べて各種ステータスを回復させるスキルで、さらには食べた敵の能力を一時的に使えるようになるのです。各ステージのボスには取り巻きとして雑魚敵が一緒に登場するので、先に能力を奪ってからボスに挑むという戦略もできるかもしれません。
食事という生物には必要不可欠な要素をうまくゲーム内のシステムとして落とし込んでいる本作。体験版も用意されているので、まずは試食からプレイしてみてください。
今回は自宅でもアウトドア気分を楽しめる、思わずキャンプに行きたくなるような作品を5つ紹介しました。アウトドアやサバイバルをテーマにした作品ですが、それぞれ特色があり魅力的な世界観を演出しているので、どれも甲乙つけがたいですね。普段の生活とはかけ離れた環境で生き抜く楽しさを、ゲームを通して感じてみてはいかがでしょうか。