“後輩”目線の恐ろしさが浮き彫りに
彼女が“赤鬼”というあだ名を付けられた理由は、8月19日に新育成ウマ娘として実装されたコパノリッキーの育成ストーリーにありました。

スマートファルコンと同じく、2010年代にダートで活躍した競走馬がモデルとなっているコパノリッキー。スマートファルコンが00年代末から活躍していたことを考えると、コパノリッキーが後輩に当たります。
そんなモデル馬の関係を意識してか、コパノリッキーのストーリー内のスマートファルコンは、ダート界に君臨する偉大な王者として登場。コパノリッキー、ワンダーアキュート、ホッコータルマエらがしのぎを削る中、一段上の存在として描かれていました。
そんなスマートファルコンをワンダーアキュートが評した言葉こそ「赤鬼のように強い」というもの。この言葉のインパクトがネット上で話題になり、可愛いウマドルとは異なる“ダートの絶対王者”としてのスマートファルコンに注目が集まることとなりました。
改めて考えてみると、スマートファルコン自身の育成ストーリーの内容は「(ダートで自分が勝つのは当然だけど)ダートレースが芝より盛り上がらない」という悩みに向き合う、というもの。自身の強さに対する絶対的な自信が表れています。
先程ご紹介した新曲「立ち位置ゼロ番!順位は一番!」の歌詞も、よくよく聞いてみると、センターに立つ、すなわちレースで一番になる…という自信が溢れ出ているのがわかります。そんな彼女を、挑戦者の目線から評すると「赤鬼のように強い」という表現になるのでしょう。
“後輩”の登場により、その可愛さと同居する恐ろしさが浮き彫りになったウマドル・スマートファルコン。ワンダーアキュート、ホッコータルマエらの育成ストーリーではどのように描かれるのか…。今から楽しみですね。