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「難民」が救われた! 令和に蘇る『ゴールデンアイ 007』、不具合に泣いたあのゲーム…ニンダイの発表で復活に歓喜したゲーム3選

あのゲームが遊びたい! でも、アクセスしにくくて……そんな状況から自らを「難民」と呼ぶゲームファンも少なくありません。ですが、そうした「難民」が救われることも。今回は、先日のニンテンドーダイレクトで救われた方々がいる新発表に注目しました。

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「難民」が救われた! 令和に蘇る『ゴールデンアイ 007』、不具合に泣いたあのゲーム…ニンダイの発表で復活に歓喜したゲーム3選
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毎年9月は新発表や続報などが相次ぎ、ゲームファンの期待が大きく高まる時期です。特に今年は、東京ゲームショウでの動きに加え、先駆けて行われた「ニンテンドーダイレクト」の発表でも大きな驚きがありました。

「Nintendo Direct 2022.9.13」では、正式タイトルも決まった『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』の続報や、『ファイアーエムブレム エンゲージ』の発表など、注目作の展開が相次ぎましたが、名作・話題作の復活に喜ぶ方も多くいました。

どんな名作であっても、時代が移れば対応ハードが現行機ではなくなり、遊ぶ手段が限られてしまいます。また、名作の存在を後から知った場合、アクセスしにくくなっていたり、プレミア価格で手が出ないといったケースもあります。

気になるゲームを遊べない・遊びにくい状況に置かれた自分自身を「難民」と呼び、無力感を噛みしめる──そんなゲームファンも少なからずいます。しかし、時に「難民」が救われる可能性もあり、先日行われた「Nintendo Direct 2022.9.13」でも、そんな方々が歓喜の声を上げる発表がいくつも訪れました。

先日のニンテンドーダイレクトでどんなタイトルが復活し、「難民」たちが救われたのか。今回は、3つの復活タイトルをピックアップし、その背景へと迫ります。

■『零 ~月蝕の仮面~』

2008年7月に、Wiiソフトとして発売された『零 ~月蝕の仮面~』。本作は、「射影機」と呼ばれるアイテムを通し、幽霊などの姿を捉えるホラーアドベンチャーシリーズの第4作目に当たります。

『零 ~zero~』『零 ~紅い蝶~』『零 ~刺青ノ聲~』までPS2を中心に展開してきましたが、『零 ~月蝕の仮面~』でシリーズ作がWiiに上陸。和風ホラーな体験はもちろん、新たな物語やWiiリモコンを使った操作性といった見どころも多数あり、当時大きな注目を集めました。

ですが、本作には大きな問題点があります。それは、決して小さくない不具合があること。これは発売元の任天堂も把握しており、2008年8月5日に「お知らせとお詫び」を公式サイトに掲載し、「ゲーム中に止まってしまう」など3つの不具合を報告しました。また、この他にも複数の不具合があると指摘する声が、ネット上に広がっています。

幸い、メインストーリーに関わる部分で不具合に遭遇することは少なく、ゲームのクリアは十分可能。一方、やり込み派にとっては致命的な要素(リストが埋まらない等)もあり、問題がないとは言えない状態でした。

残念ながら問題点を解消するアップデートなどは行われず、不具合込みで遊ぶしかありません。そのため、シリーズファンの中には「『零 ~月蝕の仮面~』のプレイに心残りがある」という方もいることでしょう。

ですが先日の発表で、『零 ~月蝕の仮面~』のリマスターが決定。プラットフォームもニンテンドースイッチ/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/PC(Steam)と幅広く、現役のゲームファンならかなりアクセスしやすくなります。

リマスター版の仕上がりがどうなるかは、蓋を開けるまで分からないものの、当時抱えていた不具合がそのままとは考えにくいところ。発売は2023年初頭を予定しており、オリジナル版発売から15年の時を経て、完璧な『零 ~月蝕の仮面~』が遊べるかもしれません。

■『レイディアントシルバーガン』

『ガンスターヒーローズ』で華麗なデビューを飾り、『幽☆遊☆白書 魔強統一戦』や『罪と罰』シリーズなど、名作アクションを多数生み出したトレジャー。ですが、同社の代表作はアクションだけでなく、シューティング方面でもその実力を発揮しました。

その黎明期を飾ったのが、1998年にアーケード向けに登場した『レイディアントシルバーガン』です。組み合わせによる8つのウェポンを使い分ける戦略性や、コンボによるスコア稼ぎなど、シューター心をくすぐるゲーム性が高く評価されました。

その人気は特に、セガサターン版に集中。現在に至るまで、セガサターン向けにリリースされた『レイディアントシルバーガン』が、唯一のパッケージソフトになります。そして、本作に寄せられた関心は供給を大きく上回り、発売からしばらく経つと中古相場は定価を突破。そのため、後から本作の存在を知ってもおいそれと手が出せず、結果的に多くの「難民」を生み出しました。

こうした状況は、ある時期に緩和を迎えます。それは、「Xbox Live Arcade」に向けた配信が2011年に始まったためです。配信価格も、プレミアがついている中古相場と比べるまでもないほどお手頃で、この展開で救われた「難民」も少なくありません。

しかし、こと国内においては、Xboxユーザーの割合が決して多いとはいえません。一部のユーザーが救われたのは事実ですが、同等以上の方々はまだ彷徨い続ける状況に置かれていました。ちなみに、「Xbox Live Arcade」で配信されてもなお、パッケージ版の中古相場は高値を維持。現在でも3万円ほどの中古価格が並んでおり、パッケージ版の入手は依然厳しいままです。

そうした状況の中、先日のニンテンドーダイレクトで、スイッチ版『レイディアントシルバーガン』を発表。国内のシェアを考えれば、かなり多くのゲームファンが、伝説的STGにアクセスしやすくなりました。

価格は、「Xbox Live Arcade」版と比べると少々高めの2,500円(税込)ですが、プレミア価格のパッケージ版と比べれば雲泥の差。しかもスイッチなので、大画面はもちろん、携帯モードで場所を選ばずに遊ぶこともできます。

また嬉しいことに、スイッチ版『レイディアントシルバーガン』は、ニンテンドーダイレクト終了後に配信を開始。発表から待たされることなく、現行機で即座に遊べる嬉しい展開を迎えました。スイッチとXbox系、2つのアクセス手段が選べる環境となり、「難民」はかなり減ったことでしょう。

■『ゴールデンアイ 007』

今やFPSも人気ジャンルの仲間入りを果たしましたが、海外と比べると火が付くのがやや遅めでした。一部のファンは以前から楽しんでいましたが、今日のような盛り上がりに至るまで、様々な作品が支え続けた経緯があります。

その歴史を語る上で外せない作品のひとつが、ニンテンドウ64向けにリリースされた『ゴールデンアイ 007』です。その名前からも分かる通り、007シリーズの映画「ゴールデンアイ」をゲーム化したものですが、映画を含めた原作のある作品のゲーム化は当たり外れが激しく、ファンをがっかりさせることも多々あります。

ですが『ゴールデンアイ 007』は、原作の再現をしっかりと意識した上で、完成度の高いFPSのゲーム性を用意。派手派手しい銃撃戦ではなく、原作に即したスパイアクションをFPSに落とし込み、その高い完成度でゲームファンを驚かせました。

特に盛り上がったのが、画面分割による対戦モード。最大4人までプレイでき、多彩なルールで友達同士のバトルを大いに盛り上げてくれました。そのため、FPSの知名度を上げた名作として称えられるだけでなく、素晴らしい対戦ツールとして思い出に刻んだ方が後を絶たなかったほどです。

そんな名作も、時代と共に移りゆくハードの流れには勝てません。2011年にはWii向けにリメイク版が発売され、今度はオンラインを介したマルチプレイが新たに導入されましたが、Wii版のネットワークサービスは2018年3月30日に終了。ローカルでの対戦はもちろん可能ですが、大人になると集まって遊ぶ機会はなかなか難しく、『ゴールデンアイ 007』の対戦を楽しみたい「難民」にとってもどかしい時間が続きました。

ですが、こちらもニンテンドーダイレクトの発表で、「難民」たちが救われます。買い切りの発表ではありませんが、ニンテンドースイッチ向けオンラインサービスのひとつ「NINTENDO 64 Nintendo Switch Online」への配信が決定し、2023年に現行機で『ゴールデンアイ 007』が蘇ります。

しかも、「Xbox GamePass」対応タイトルにも決定しているので、より多くの方が『ゴールデンアイ 007』のプレイが可能に。この朗報は、SNSを中心に大きな盛り上がりを見せました。

また、「NINTENDO 64 Nintendo Switch Online」版については、もうひとつ朗報があり、なんとオンラインマルチプレイにも対応。同じ場所に集まらずとも、オンライン越しに『ゴールデンアイ 007』の対戦が楽しめるようになります。

今や、Wii版でも味わえない『ゴールデンアイ 007』のオンライン対戦。それが、2023年にスイッチ上で復活します。これで多くの「『ゴールデンアイ 007』対戦難民」が救われるものと思われます。


かつて一世を風靡した名作であっても、時間の流れと共にその姿を消していきます。ですが、再び脚光を浴びることも少なからずあるので、その時は心から喜び、全力で再会を祝いたいものです。

今回紹介した3作はいずれも、時代を超えて楽しませてくれるものばかり。そうした名作に触れながら、新たな展開を心待ちにするのも一興ですよ。

《臥待 弦》
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