サイバーパンク史に残る最高傑作『Detroit: Become Human』
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『サイバーパンク2077』に並ぶ、最高のサイバーパンク作品をご紹介しましょう。そのタイトルは、PS4とPC向けに発売されている『Detroit: Become Human』です。
同作を手掛けたのは、『HEAVY RAIN -心の軋むとき-』や『BEYOND: Two Souls』などで有名なフランスのゲーム会社「クアンティック・ドリーム」。シナリオと映像の両面で高いクオリティを実現し、いい意味で“映画並み”という評判をものにしました。
作品の舞台となるのは、人間そっくりのアンドロイドが一般的になった、西暦2038年のアメリカ・デトロイト。プレイヤーはコナー、マーカス、カーラという3人のアンドロイドを操作し、「アンドロイドに人権や感情はあるのか」というハードな主題を追求していきます。
映画ライクでありながら、ゲームとしての作り込みも見事な出来。プレイヤーの選択によって、シナリオはさまざまに分岐。しかも、他主人公の行動が、操作中の主人公に多大な影響を及ぼすという画期的な仕掛けになっています。
リアルタイムでダイナミックにシナリオが変化する点では、まさに「遊べる映画」の究極系と言っても過言ではないでしょう。
令和のサイバーパンクブームが巻き起こっている現在。今この瞬間にも、世界のどこかでは新たな傑作が作られているかもしれませんね…。