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10月6日に公開された『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット(ポケモンSV)』の新情報で、“とある技”のナーフが話題に。ひょっとすると、ポケモン対戦の戦術面が一変するかもしれません…。
“受け戦術”に大打撃か
今回判明したのは、眠り状態になる代わりに状態異常と体力を全快させる「ねむる」の弱体化。技の使用回数を示すPPが、『ポケモンSV』では10から5に減少しているようです。
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メリット・デメリットが明確な「ねむる」ですが、「カゴのみ」や「ラムのみ」などのアイテムを組み合わせることでシンプルな回復手段にすることも可能。また、そのまま使用しても眠り状態は2ターン固定になっているため、とりわけ耐久型ポケモンの体制を整える手段として優秀な技だったと言えるでしょう。
しかしその一方で、「ねむる」の存在がバトルの長期化を招いていたという側面も。とくに耐久戦で時間切れ勝利を狙う「TOD戦術」で効果を発揮していたのですが、“意図的な遅延”については賛否が分かれていたところ。
そんな背景から、今回の弱体化を歓迎する人も少なくはないようです。ネット上では、「対面構築好きな俺歓喜」「害悪技はどんどん弱体化しろ」「受けループ終了来たか!?」といった声が集まっていました。
回復技にテコ入れか
「ねむる」の調整について、ポケモンバトルの猛者が集うYouTubeチャンネル「今日ポケch.」でも言及されています。10月11日に投稿された動画の中でメンバーのいろはさんが「結構衝撃的だったね」と反応すると、くろこさんも「あれは事件です」と反応。事態の重大さがうかがえます。
他にも、『ポケモンSV』で「じこさいせい」のPPが減少されると予想を展開。さらに回復技全体の弱体化についても議論が波及し、くろこさんは「総合的に見ると全体的にマイナスになっちゃう気がするんで」と漏らしていました。
新たに「テラスタル」も加わることで、従来とはひと味もふた味も違った対戦環境になる予感が漂う『ポケモンSV』。はたして“受け戦術”は生き残ることができるのでしょうか?