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『Dead by Daylight』に代表される非対称型サバイバルアクションゲームと、大人気コンテンツ「ドラゴンボール」を組み合わせた夢のゲーム『ドラゴンボール ザ ブレイカーズ』。10月14日の発売以降、早くも大きな話題を呼んでいる同作は、「ドラゴンボール」のゲームを代表する作品の一つとなりそうです。
今なお人々を夢中にさせる「ドラゴンボール」。まさに“モンスターコンテンツ”と呼ぶに相応しい作品ですが、その人気を支えるのに、あるゲームソフトが一役買っていたことはご存知でしょうか。
ドラゴンボールの救世主!?
そのソフトとは、PS2の格闘アクションゲーム『ドラゴンボールZ』。同作が発売されたのは2003年で、原作終了から約8年後のことでした。
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1996年にアニメ「ドラゴンボールGT」の放送が終了すると、そこから新作アニメは作られなくなり、ゲームも1997年に発売されたPS用ソフト『ドラゴンボール FINAL BOUT』を最後に据え置き機での新作はなくなってしまったのです。
そして数年の時を経て発売されたのが『ドラゴンボールZ』。キャッチコピーは「21世紀に蘇る真のドラゴンボールZ!!」というもので、そこには「ドラゴンボール」の人気を再び取り戻そうという強い意志が感じられました。
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これが大ヒットを記録し、『Z2』『Z3』と次々にシリーズが発売。『ドラゴンボールZ Sparking!』『ドラゴンボール RAGING BLAST』と続き、現代の『ドラゴンボール ゼノバース』シリーズまで、「ドラゴンボール」の3Dアクションゲームの系譜として繋がっていくことになります。
原作終了後に「ドラゴンボール改」「ドラゴンボール超」といったアニメシリーズが展開されたのは、もしかするとゲームの大ヒットが影響していたのかもしれません…。
キャラゲーとしてのクオリティも最高
3Dポリゴンで人気キャラクターを忠実に再現していた『ドラゴンボールZ』。オープニングムービーもアニメの初代OP「CHA-LA HEAD-CHA-LA」をフルポリゴンでリメイクしており、当時ファンからは「スゴいゲームが出てきたぞ…」と大興奮の声が。
またストーリーの再現度も高く、セル編までのストーリーを丁寧に描いていました。加えて「もしもベジータが仲間思いだったら」といった、原作ファンなら思わずクスっと笑ってしまうような“if”要素もあったのです。
操作も、いわゆる“格ゲー”によくあるレバー操作で技を出すタイプではなく、「パンチ」「キック」「気弾」の3つのボタンを組み合わせて技を出すという独自のシステムを採用。ゲーム慣れしていない人でも、お手軽に楽しむことができました。
Dr.マシリトも認めた!?
ちなみに同作は、「週刊少年ジャンプ」の名物編集者でDr.マシリトのモデルとしても知られている鳥嶋和彦氏も深く関わっていた模様。
2019年に行われたゲームのカンファレンスでの座談会にて、鳥嶋氏が当時バンダイ社内で進んでいた「ドラゴンボール」のゲーム企画にダメ出ししていたという逸話が飛び出しました。鳥嶋氏の助言のもと、もう1度イチから作り直して生まれたのが『ドラゴンボールZ』だったそうです。
これからも「ドラゴンボール」には、伝説を作り続けてほしいですね。