
『ポケットモンスター』の世界には、さまざまな「むしタイプ」のポケモンたちが存在します。しかし中には、明らかに昆虫以外の生物をモチーフにしているものや、昆虫っぽい見た目なのに「むしタイプ」でないポケモンも。
むしポケモンとむしでないポケモンの境界は、いったいどこに存在するのでしょうか。「ホロライブ」の人気VTuber・桃鈴ねねさんの配信には、そんな哲学的な問いが含まれていたようです…。
◆かたやぶりな「むしポケモン縛り」
桃鈴ねねさんは、11月28日から『ポケットモンスター スカーレット』の実況プレイをスタート。視聴者からの要望を受け、「むしポケモン縛り」というルールを課してパルデア地方に降り立つのでした。
さっそく初日の配信では、タマンチュラやコフキムシといったむしポケモンたちをゲット。ところがその一方、“こいぬポケモン”パピモッチに遭遇すると、マスコットのような愛らしい見た目に心が揺らいでしまいます。
そこで桃鈴ねねさんは、「かわいい~犬がおる」と犬であることをしっかり認識しながらも、「いや、むしってことにしとくか?」「あ、フェアリーだからむしだね」と力強く“むしポケ認定”。その後、むしパーティを支えていくことになる「むしけん」を手に入れるのでした。

さらに11月30日に行った2日目の配信も、いろいろとツッコミどころが満載。かわいらしい“でんきりすポケモン”パチリスと遭遇すると、「木に登ってるからむしかな?」「むしにしたい…!」と激しい葛藤に駆られるのですが、ここでは何とかゲットを断念します。
ところがその後、ピカチュウを見つけた際には、迷わずモンスターボールを投擲。「ピカ虫だからむし」という都合のいいコメントを拾いつつ、「たしかにピカチュウはむしかもしれん」「でんきタイプならむしだね」とトンデモ理論を展開していきます。

ただ、その後視聴者の助言もあり、正統派のむしポケモン・ミツハニーを捕まえた際に、ピカ虫ならぬピカチュウは交換していました。
以降の配信でも、“むしの定義”を揺るがす出来事が次々発生。視聴者たちも「むしポケモンの定義に対する挑戦だ」「むしポケモンとは一体…」「ねねちのポケモン配信ムチャクチャで好き」と手に汗を握りながら見守っていました。
ちなみに桃鈴ねねさんは幼少期、アーケードゲーム『甲虫王者ムシキング』のガチ勢だったことで有名。むしポケモンへの愛情も本物なので、その点は誤解なきよう…。