※本記事は『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』の内容に触れています。ネタバレにご注意ください。
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シリーズ最新作『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット(ポケモンSV)』は、学校を中心として繰り広げられる物語。そこではさまざまな授業を受ける機会もあるのですが、中にはトレーナーたちの間で物議をかもす“悪問”も存在するようです。
◆「モンスターボール算」に四苦八苦
話題となっているのは、タイム先生が教える数学の授業。そこでプレイヤーは、ポケモン世界のアレコレを題材とした数学的なクイズを出されることになります。
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回によって設問は異なるのですが、「数学(2)お得なお買いもの」の授業では、タイム先生が好きだという「お買いもの」がテーマに。お買い物の定番であるフレンドリィショップの話をした上で、「200円のモンスターボールを2,000円で買えるだけ買うと最大でいくつボールが手に入るかしら?」と質問されます。
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普通に数学的に考えると、2,000÷200で10個…と答えてしまいそうなこの問題。しかし、正解はなんと「11個」でした。
というのもポケモン世界では、モンスターボールを10個以上まとめて買うと、おまけとして「プレミアボール」がもらえることが通例となっているため。問題文をよく見ると、「最大でいくつ“モンスターボール”を…」ではなく「最大でいくつ“ボール”を…」となっているのが分かるでしょう。
過去作に触れてきたプレイヤーにとっては、おまけでもらえる「プレミアボール」の存在は常識。しかしシリーズ初心者のプレイヤーの中には、普通の数学の問題と捉えてしまった人も多いようで、「これ数学の問題じゃなくてなぞなぞだろ!」「意地悪クイズすぎる」と苦戦する姿も見受けられました。
とはいえ、この授業の真の目的は、初心者プレイヤーにポケモン世界の常識を理解させることのよう。そう考えると、実はプレイヤーの脳裏に「プレミアボール」の存在を深く刻み込んでくれる“良問”なのかもしれませんね。