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「にじさんじ」所属の人気VTuberたちが、ゲームの腕前とエンタメ精神を競い合う「第5回マリカにじさんじ杯」。12月11日に行われた予選では、思わぬ形で“配信者魂”を発揮するライバーが現れていました。
◆四季凪アキラを襲った無情な運命
「マリカにじさんじ杯」は『マリオカート8 デラックス』によって、最速のライバーを決めるお祭りイベント。本配信にミラーされるレース前の待機画面では、各ライバーが思い思いのネタを仕込んでくることでお馴染みでした。
今大会でも多彩な“待機芸”が入り乱れていたのですが、とくに注目を集めたのが、予選Bリーグに参加していた四季凪アキラさん。なにせ待機画面のミラーが始まるや否や、自分の画面に「今日に限って回線が終わっている」という赤文字を表示したのです。
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これからレースを控えているにもかかわらず、ネット回線が不安定であることを示唆。これには司会の剣持刀也さんも心配になったようで、「大丈夫か?回線大事だぞ」「速さより回線のほうが大事なんだこのレースは!あんまないぞそんな大会!」と怒涛のツッコミを繰り広げました。
そしてしばらく他の待機画面を見て回った後、ふたたび四季凪さんの画面に戻ってくると、今度は「この世は無常」という赤文字がデカデカと…。
さらにその後、いよいよレースが始まりそうになったところで、ミラー配信から誰かの配信画面が切断されることに。懸念されていた四季凪さんの回線が、本当に終わってしまったのです。
あまり見かけることのない“予告回線落ち”に、剣持さんは「ああ!この世は無常!この世は無常!」と動揺。「まあいいよ、別に映ってなくたっていい」「Switchさえ生きてればいいから」と励ますものの、その後レースにすら参加できなくなったことが判明します。
かろうじて配信の方は復活しますが、四季凪さんは「あかんかった」「本当にダメそうです」と悲壮感あふれる文字を表示。
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その姿に敬意を払い、剣持さんは「優勝者の栄光だけを見て学ぶんじゃない、こういう人間の背中を見てみなさんも糧にしてください」と教訓に仕立て上げました。
◆カオスな待機芸が繰り広げられた予選
ただ、四季凪さんは回線トラブルをたんなる悲劇で終わらせず、「剣持さん 私、明日誕生日なんですよ」と誕生日配信を告知。
結果的には予選Bリーグの話題を総なめにし、剣持さんからも「出ないのにこんだけ爪痕を残せたら大したもんですよ」と慰めの言葉をかけられていました。
ちなみに実際に四季凪さんが12月12日に行った誕生日配信では、他の配信者たちへの逆凸企画を決行。そこで剣持さんと会話することに成功しています。
もちろん「マリカにじさんじ杯」予選では、四季凪さんだけでなく、他のライバーたちの配信者魂も爆発。渾身の「さくゆいたいそう」を披露するグウェル・オス・ガールさん、 「グッバイ宣言」のポーズをとる“謎ノ美兎”にジャックされた月ノ美兎さん、救済ではなく「死」を与えるシスター・クレアさん、あざとく幼児化するレオス・ヴィンセントさんなど、まさにお祭り騒ぎでした。
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12月18日には、そんな「マリカにじさんじ杯」の本戦が行われる予定。どんな待機芸が飛び出すのか、画面の前で待機せざるを得ません…!