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2022年を締めくくる「にじさんじ」の大規模大会「第5回マリカにじさんじ杯」で、葛葉さんが見事チャンピオンの座を獲得。決勝レースでは“青甲羅”ことトゲゾーこうらを回避する華麗なテクニックを見せ付け、ファンたちを魅了しています。
◆勝負のカギを握ったのは…
葛葉さんがそのテクニックを披露したのは、12月18日に行われた「第5回にじさんじマリカ杯」の本戦。配信時間1時間30分頃から始まる、「レインボーロード」のレースでの出来事でした。
1ラップ目の終盤で、1位に立った葛葉さん。2ラップ目に入って喜ぶのも早々に、1位を自動的にロックオンする青甲羅の脅威が頭をよぎったのか、その対処法について思考を練り始めます。
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同じ「にじさんじ」所属の不破湊さんから、ダッシュキノコを使うことで青甲羅を回避する方法を伝授されていたという葛葉さん。詳細はうろ覚えだったらしく、「不破っちが言ってたな…キノコのタイミングはお腹が見えたときじゃなくて、裏が見えたときって言ってたか…?」と不安げに呟いていました。
そしてこの後すぐ、実際に後続のライバーから青甲羅をロックオンされる展開に。ミニマップ上に青甲羅が映っているのを見て、葛葉さんは「来たね」と気持ちを引き締めます。
後ろから葛葉さんに追いつき、ぐるぐると頭上を回転し始める青甲羅。「ここ!?」と言いながらすかさずキノコを使用すると、見事に爆発から免れ、そのままコース上を突き抜けていきました。
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ぶっつけ本番にもかかわらず、見事青甲羅を回避できたことで、葛葉さん自身も思わず大興奮。「不破っちありがとう!俺に教えてくれて!」と、魂の叫びによって不破さんに感謝を伝えます。
ここで稼いだリードの分が影響したのか、「レインボーロード」ではほぼ独走状態の1位でゴールイン。そしてそれ以降のレースでも高い技術を発揮し、最終的には81名の頂点に輝きました。
「レインボーロード」の一戦は、本人にとってもかなり印象的だったようです。優勝者インタビューでは、司会の剣持刀也さんに対して、「Aリーグ終わったときに、不破っちが教えてくれて、青の避け方」と、不破さん直伝のテクニックが優勝につながったことを嬉々として語っていました。
そんな舞台裏を聞かされた剣持さんは、「仲間とのね、高め合った研鑽が最後実を結んだということで…」と、輝かしい努力と勝利の価値を称えています。
栄光の影には努力あり。第2回大会以来、二度目の優勝をつかみ取ってみせた裏側には、一体どれほどの積み重ねがあったのでしょうか…。