※本記事は『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』の内容に触れています。ネタバレにご注意ください。
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『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット(ポケモンSV)』に登場するキャラクターの中でも、とくに人気が高い“チリちゃん”ことチリ。その出身地をめぐって、ファンの間では“とある考察”が盛り上がっています。
◆まいど!チリちゃんやで
チリは、クールそうなビジュアルをした四天王の一角。ややギャップを感じるかもしれませんが、そのしゃべり方は「まいど!」「〇〇や」といった方言を使うところが特徴的です。現実世界でいうと、いわゆる関西弁にあたるような言葉遣いでしょう。
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『ポケモン』シリーズに関西弁のキャラクターが登場したのは初めてではなく、ジョウト地方、とくにコガネシティの方言として知られています。そのためファンの間では、「コガネ弁」という名称も広まっているよう。
作中のカントー地方は、現実の関東地方を元ネタにしていると言われていますが、ジョウト地方は近畿地方に対応しているという説が有力。その町の位置を照らし合わせると、コガネシティは大阪にあたる位置にあります。
それはさておき、『ポケモンSV』においてチリの出身地は語られていません。しかしパルデア地方では、関西弁を話すキャラクターはほとんど登場しないため、「チリはジョウト地方から来たのではないか」とまことしやかに語られているようです。
◆他のジョウト地方出身者を見てみると…
実はチリ以前にも、ジョウト地方の出身者がほかの地方に登場し、関西弁を話していた例があります。
初代『ポケットモンスター 赤・緑』に登場したマサキは、「コガネ弁」の本場出身。『ポケットモンスター 金・銀』では、コガネシティにある彼の実家を訪ねることができました。
他にも『ポケットモンスター X・Y』に登場したマーシュは、「うちのポケモンたちふんわりはんなりつよいんよ」といった京都弁の使い手。スマートフォンアプリ『ポケモンマスターズ EX』では、そんな彼女がジョウト出身であることが明かされています。
だとすると、やはりチリがジョウト地方の出身であり、後からパルデア地方にやってきた可能性はあるのではないでしょうか。
なお、チリの手持ちポケモンの中では、ドオーが“相方”的なポジションとなっています。そしてドオーは、ウパー(パルデアのすがた)の進化したポケモン。
ウパーといえば、ジョウト地方を舞台とした『ポケットモンスター 金・銀』が初出のポケモンでしたが、これはたんなる偶然の一致なのでしょうか…。
今後、なんらかの媒体でチリの出自が語られる日を期待したいところです。