
『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット(ポケモンSV)』に登場した、「おとしもの」と呼ばれるアイテム群。野生ポケモンがうっかり落としたものと説明されているのですが、そのラインナップに心配の声が上がることも…。
◆替えのきかなそうな「コイルのねじ」
「ケンタロスのけ」や「ココガラのはね」のように、野生ポケモンから入手できるおとしものは、生え変わりすると思われる素材が大半です。しかし“じしゃくポケモン”のコイルがドロップするのは、なんと「ねじ」!

「コイルのねじ」という名称から察するに、おそらくは胴体や頭部に刺さっている物でしょう。見たところ、1匹あたり3本しか有していない貴重な部位(部品?)なので、とても“うっかり”で落としたものとは思えませんね…。
「ねじ」が外れたあとの姿を想像すると少し面白いですが、心配なのは生命活動に支障が出ないのかという点。トレーナーからも、「ねじを落としたコイル大丈夫!?弱ってない?」「ポケモンの毛が落ちるのは分かるけど、コイルがねじを落とすのは不安になるわ」と心配の声が。毛や羽のように、ねじも再び生えてくるのでしょうか…?
◆生涯でたった一つの「バネブーのしんじゅ」
“とびはねポケモン”のバネブーといえば、頭に乗せたピンク色の球体が特徴的。唯一無二のシンボルとも言えますが、『ポケモンSV』では「バネブーのしんじゅ」としておとしもの扱いされています。

一つしか持っていない上に、サイコパワーを高める触媒としても機能しているので、失うのは相当痛手なはず。あまりの貴重さに、「それは落としちゃダメだろ!」「鬼畜度高い」と複雑な心境を抱えるトレーナーも少なくありません。
ちなみに「バネブーのしんじゅ」は、“2まいがいポケモン”のパールルが生み出したもの。替えはききそうですが、生涯で一つしか作れないと言われているので、もっと大切にしてほしいところです…。
◆大事故を巻き起こしかねない「デリバードのにもつ」
数ある「おとしもの」のなかでも、一風変わった存在感を放っているのが「デリバードのにもつ」。“はこびやポケモン”のデリバードは収集した餌を袋型の尻尾に詰める習性があるので、実際には「きのみ」をドロップしているのかもしれません。

ところでデリバードの得意技「プレゼント」には、“罠を仕掛けた箱を相手にわたして攻撃する”という効果があります。『ポケットモンスター 金・銀』や『ポケットモンスター ルビー・サファイア』では爆弾という設定もありました。
つまり運が悪ければ、うっかり大爆発を巻き起こしてしまう可能性も。ある意味、拾う側が心配されるアイテムと言えるでしょう…。
振り返ってみると、ツッコミどころの多い「おとしもの」。深掘りしていくと意外な設定が見つかるので、注目してみてください!