『Fate/Grand Order』（以下、FGO）では現在、メインシナリオ「第2部 第7章」が展開しています。その前半が昨年末に実装され、締めくくりとなる後編を1月31日に配信と事前に告知。また配信当日は、開幕に合わせた配信番組が予定されていました。
この配信番組は、1月31日の19時に本放送がスタートしました。ですが番組が始まる直前に、後編の配信延期を発表。「延期後の日程についてはあらためてご案内いたします」と述べ、お詫びに聖晶石10個をプレゼントボックスに配布すると報告しました。
肝心の後編配信が延びたのに、配信番組で何を伝えるのか。見る側がどこに気持ちを置けばいいのか定まらないまま、番組が始まります。内容は録画放送のため、出演者はいずれも“後編が1月31日に配信される”という前提で話を進めていました。
番組内の口頭でも、改めて「後編は1月31日の20時に開始」と説明。しかし映像上では「配信日時は調整中となります」と書かれており、配信延期の判断はかなり差し迫ったタイミングだったことを窺わせます。
こうして配信時期については未定のまま、しかし新情報が次々とお披露目されました。まず、事前に明かされていた「キングプロテア」の新たな霊衣2種類の実装タイミングが明らかとなり、後編のメインクエスト全てをクリアすると、霊衣獲得クエストが登場するとのこと。
「キングプロテア」の新霊衣は、実装決定の時点で大きな注目を集めており、待ちわびている人も少なくありません。しかも、バトル時のボイスは専用のものに変化するので、待ち遠しい気持ちはさらに加速することでしょう。
また、前編に登場したサーヴァントの新実装も決定。「★4 トラロック（プリテンダー）」と「★5 テスカトリポカ（アサシン）」が、後編の開幕に合わせてピックアップ召喚の対象になります。
さらに、後編を予告する新たなTVCMもお披露目し、配信に向けてプレイ意欲をかき立てます。しかもこの映像の中には、「エレシュキガル」に類似した褐色の人物が登場。その姿と前編での展開を踏まえ、「この人物は、エレシュキガル〔オルタ〕では？」とSNSでたちまち話題となりました。
新霊衣の解放タイミングと新サーヴァントの実装。そして、想像力を刺激する「エレシュキガル〔オルタ〕」らしき人物。いずれも『FGO』プレイヤーの心を揺さぶる朗報ばかりですが、重要な鍵となる後編の実装が果たしていつになるのか。それが分からないと、どれだけ嬉しい情報も絵に描いた餅と変わりません。
嬉しいものの、一抹のモヤモヤを抱えてこの日の発表は終了……と思いきや、予想外の角度から衝撃的な情報がもたらされます。
番組は問題なく終わりましたが、その終了前後のタイミングで、第2部 第7章の後編を1月31日の23時に配信すると、『FGO』公式Twitterにて発表。この電撃的な配信日時の報告に、プレイヤーたちは再度驚かされました。
確かに当初の予定からは延期していますが、数日もしくは1週間単位ではなく、3時間の延期。この短いスパンを予想していたプレイヤーは少なく、番組内で発表された新情報に負けぬ勢いで、SNSを賑わせています。
延期自体は、もちろんいい話ではありません。ですが、何らかのトラブルがあり、それに対処した上で、ギリギリとはいえ1月中の実装を実現させた開発陣の頑張りには、労いを贈りたいものです。その努力に報いるためにも、1月31日23時に配信される後編を存分に楽しみましょう！
(C)TYPE-MOON / FGO PROJECT
