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かつての名勝負、伝説のレース、偉大な記録を生んだ競走馬の名前と魂を受け継いだ「ウマ娘」たちが織りなすクロスメディアコンテンツ『ウマ娘 プリティーダービー』。その登場ウマ娘の1人である「ホッコータルマエ」に関して、彼女の「苫小牧を盛り上げたい」という願いが現実で叶うこととなりました。
ホッコータルマエは、苫小牧からやってきたローカルアイドルという設定のウマ娘。その熱い郷土愛から「とまこまい観光大使」に任命されており、自分の走りとライブで苫小牧をPRすべく日々努力しています。
そんなホッコータルマエが、北海道のニュース情報番組「今日ドキッ!」で特集。内容は「大人気ゲーム『ウマ娘』が地域復興につながる!?」というもので、1月10日にホッコータルマエがゲーム内で実装されて以降、苫小牧の各事業に大きな反響があったといいます。
例えば、ホッコータルマエの固有ムービーで共演した苫小牧の公式キャラクター「とまチョップ」は、Twitterフォロワー数が3,500人程増えたり、公式サイト「とまチョップの部屋」がアクセス集中で一時的につながらなくなったり、グッズの販売数がずいぶん増えたりしたとのこと。
地元銘菓の「よいとまけ」は、通販サイトへのアクセスが殺到し売り上げが2~3倍に跳ね上がったほか、発送用のダンボールも一時期足りなくなったそう。ちなみに、ホッコータルマエの実装当日(1月10日)は売り上げが10倍にまで跳ね上がったといいます。
このほかにも、苫小牧を見守る「樽前山神社」にはホッコータルマエの等身大パネルが設置され、初詣の写真スポットとして人気に。
苫小牧から少し離れますが、「うらかわ優駿ビレッジAERU」や「ヴェルサイユリゾートファーム」といった施設にも各ウマ娘たちの等身大パネルが設置され、観光客を増やしているとのこと。
また、牧場関係者からは観光以外にも、採用に関する問い合わせが増えているとのお話が。『ウマ娘』をきっかけに馬の仕事に就く人が増えていくのではないかと語られています。
ホッコータルマエはモデルとなった競走馬自体、苫小牧の観光名所である「樽前山(たるまえさん)」にちなんで名づけられており、現役時代はGI級レースを10勝。その活躍で苫小牧の名を全国に広めたことから、競走馬としても「とまこまい観光大使」に任命されています。
競走馬の名前と魂を受け継いだ『ウマ娘』のホッコータルマエも、観光大使としてさっそく成果を見せることに。競走馬のホッコータルマエと同じく、苫小牧を盛り上げることに成功しました。