※本記事は『ホグワーツ・レガシー』の内容に触れています。ネタバレにご注意ください。
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『ホグワーツ・レガシー』は「ハリー・ポッター」シリーズを下地にしたゲームですが、時代設定は大きく異なっており、見慣れたキャラクターなども登場しません。しかし実は序盤の展開をよく見ると、“ハリポタ”ファンに向けたサプライズがいくつも仕掛けられています。
◆ハリーと同じ流れでホグワーツに入学!
『ホグワーツ・レガシー』は、ハリーたちが学生生活を過ごしたホグワーツ魔法魔術学校が主な舞台となっています。ただし時代設定は本編からさかのぼること100年ほど、1800年代後半頃なので、ストーリーに直接的な関係はありません。
しかし作中で主人公を待ち受けているのは、どこか懐かしいような展開の数々。「ハリー・ポッターと賢者の石」でハリーが体験した出来事が、いくつも再現されています。
たとえば、主人公はホグワーツ入学前にとあるトラブルに巻き込まれ、グリンゴッツ魔法銀行に訪れることに。あのスリリングすぎるトロッコに乗り込み、ちょっとした冒険を繰り広げます。
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「賢者の石」を振り返ってみると、ハリーもまたホグワーツに直行したわけではありません。まずはハグリッドと一緒にグリンゴッツ魔法銀行に訪れ、金庫で両親の遺産を受け取るのでした。もちろん、トロッコの初体験もこのタイミング…。
◆“思い出の呪文”に友人との共闘も
また、時系列は少し遡りますが、『ホグワーツ・レガシー』の序盤ではフィグ先生が崩壊した橋を直すために「レパロ」を使用します。この呪文は、壊れた物体を直す効果があり、「賢者の石」でも序盤でお披露目されていました。
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それは映画版で最初に成功した“詠唱付き”呪文、ハーマイオニーがハリーの眼鏡を直すために使用した「オキュラス・レパロ」です。ちなみにこの場面は原作には存在せず、映画版だけに存在するとのこと。
さらに「ハリー・ポッター」ファンをワクワクさせるのが、トロールとの対決。『ホグワーツ・レガシー』ではホグズミードに訪れた際、友人と肩を並べてトロール退治に奮闘することになります。
その一方で「賢者の石」でも、ホグワーツの女子トイレを舞台としてトロールとの対決が描かれていました。ハロウィンの日に勃発したこの戦いは、ハリー、ロン、ハーマイオニーが“親友”となった大きなきっかけでもあります。
トロールとの戦いを通して友情を深めるという意味で、この展開は原作をリスペクトした流れと言えるでしょう。
ストーリーの序盤だけでも、たっぷりと用意されている原作リスペクトの要素。当然これ以降にもさまざまなサプライズに満ちているので、ぜひ隅々まで味わってみることをオススメします。