※本記事は『ホグワーツ・レガシー』の内容に触れています。ネタバレにご注意ください。
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11歳の誕生日に、自分が魔法使いであることを知らされ、右も左も分からないままホグワーツ魔法魔術学校に入学したハリー・ポッター…。新作ゲーム『ホグワーツ・レガシー』では、そんなハリーの気持ちを追体験できるような仕掛けが序盤に用意されています。
◆ホグワーツと共にあるウィーズリー家
『ホグワーツ・レガシー』は、1800年代の魔法世界を舞台にしたオープンワールド・アクションRPGです。プレイヤーが操る主人公は、5年生からホグワーツに途中入学することになるのでした。
初日の入学式では、お馴染みの“組分け”を受けることになるのですが、そこで登場するのがマチルダ・ウィーズリーという人物。ホグワーツの副校長だという彼女は、誰よりもやさしく親身な態度で、主人公を導いてくれます。
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そして当然、「ハリー・ポッター」シリーズのファンであれば、“ウィーズリー”という名前にピンとくるでしょう。ウィーズリー家といえば、物語の初めから終わりまでハリーを精神的に支えた魔法界の名門一族の名前だからです。
ハリーは入学初日、キングズ・クロス駅の「9と4分の3番線」でウィーズリー家の面々と出会うことに。さらにホグワーツ特急でロン・ウィーズリーと同じ客室になったことから、運命の歯車が動き出しました。
魔法界のことを何も知らないハリーと、そんな彼を親切に導いていくロンの姿…。こうした物語の出発点を、『ホグワーツ・レガシー』の序盤と重ね合わせることはこじつけではないでしょう。
友人と教師という立場の違いはあれど、関係性だけ見ると、入学早々に出会うマチルダはロンと同じ役目を果たしています。
◆ロンの面影を感じるクラスメイトも!?
さらに『ホグワーツ・レガシー』には他にも、ウィーズリーの名を持つキャラクターが登場します。
その人物とは、マチルダの甥にあたるグリフィンドール生、ギャレス・ウィーズリー。主人公は魔法薬学の初回授業で彼と出会い、“魔法薬学の神童”という自己紹介を受けるのでした。
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ギャレスは授業で教わっているのとは全く違う魔法薬を作ろうと画策し、先生の部屋から材料を拝借してくるように主人公を唆します。しかもその挙句、とんだ大ポカによって、教室中の注目を浴びることに…。
しかもギャレスにとって、こうした出来事は日常茶飯事のよう。その姿を見た人からは、「ギャレスくん、ロンの面影あっていいな」「ほんのりとロンの気配を感じてにこにこしちゃう」といった感想も続出しています。
ロンはギャレスのように自信家ではありませんが、ドジなところは瓜二つと言っていいでしょう。ハーマイオニーの前で見せた“ウィンガーディアム・レヴィオサー”の悲劇を始めとして、いろいろな失態を演じていました。
期待と不安に満ち溢れたホグワーツの新生活で、プレイヤーを待ち受ける“親友”の面影。それも「ハリー・ポッター」ファンへのちょっとしたサプライズなのかもしれませんね。