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スクウェア・エニックスによる新作RPG『オクトパストラベラーII』が、2月24日に発売されました。さっそくプレイヤーたちは思い思いの冒険を楽しんでいるようですが、その中には「盗む」の面白さにドハマりしてしまった人々の姿も…。
◆前作から続く「盗む」の沼
『オクトパストラベラーII』には、前作と同様にキャラクターごとの「フィールドコマンド」が用意されており、一般的なRPGではできないような攻略が可能になっています。中でも一部のプレイヤーを惹きつけてやまないのが、盗賊の「盗む」というコマンドでした。
今作ではソローネ・アングイスという女性の盗賊キャラクターが使用でき、町の人から一定確率でアイテムを盗むことができます。運次第では、序盤から強力な装備が手に入ることも…。
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とはいえ「盗む」に失敗すると、町の人との関係性が悪化していき、その町でコマンドが使用できなくなってしまうペナルティも存在します。関係性を改善するには酒場でそこそこのお金を支払わなければならないので、本来は何回もトライできるものではありません。
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しかしそこで“抜け道”となっているのが、「盗む」を実行する直前にセーブしておき、ロードによって再試行するというやり口。
その後にやることはただ1つ。推奨レベルが高い街に序盤で訪れ、アイテムを盗めるまでリセマラを続ける“盗むガチャ”の始まりです。
強い装備やアイテムの中には、盗める確率が3%以下のものもあり、ソシャゲのガチャもかくやといったところ。しかし低い確率がかえってプレイヤーの闘争心に火をつけるのか、SNSなどでは「盗むだの強奪するだのにハマって全然ストーリー進まんね」「推奨レベルより高い街に入って、強い装備を盗む日々を繰り返してる」「街の人からありとあらゆるものを盗む窃盗団と化してる」といった声も上がっていました。
ちなみに「盗む」の確率は、ソローネのレベルを上げたり、別のキャラで町の人から情報を聞き出したりすると、上げることが可能。そのため、ある程度ストーリーを進めてから盗んだ方が効率的には良いのかもしれませんが、そこはロマンでしょう。
普通では手に入らないような装備を序盤から持っている状態は、中々の優越感があります。そんな攻略の自由度の高さも、「オクトパストラベラー」シリーズの大きな魅力ではないでしょうか。