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『ウマ娘 プリティーダービー』にて、新たな育成シナリオ「グランドマスターズ -継ぐ者達へ-」が実装されました。そこにはセガにまつわる“クスリとくる”小ネタが無数に仕込まれており、ゲームファンたちを歓喜させているようです。
◆サトノグループ=セガサミー!?
新シナリオ「グランドマスターズ」の舞台は、VR空間。プレイヤーと担当ウマ娘は、AIによって再現されたウマ娘たちの始祖「三女神」の薫陶を受けながら、トレーニングに励んでいきます。
このVR空間を生み出す機器こそが、サトノダイヤモンドやサトノクラウンの実家・サトノグループが開発したAIシステム「メガドリームサポーター」。単刀直入に言ってしまうと、セガの伝説的ゲーム機『メガドライブ』と『ドリームキャスト』を融合させたネーミングです。
そもそもサトノダイヤモンドとサトノクラウンのモデル馬は、セガサミーホールディングスの元CEO・里見治氏の持ち馬。そのため『ウマ娘』に登場するサトノグループについて、ファンの間では「実質セガサミー社」という認識が共有されていました。「メガドリームサポーター」の誕生は、いわば必然だったと言えるでしょう。
現実世界ではゲームハード事業から退いたセガが、『ウマ娘』の世界ではその道を歩み続け、AIとVRを活用した新ハードを生み出している…。夢のある世界線に、SNS上のゲームファンたちも「ウマ娘世界のセガはVR技術もAI技術も時代の先を行ってるんやなぁ」「ソニーがPSVR2なら、セガはメガドリームサポーターで対抗だ」と感慨深そうな様子です。
◆“時代を先取りしすぎ”ネタまで…
なお、サトノグループについてはもっと別の角度からもセガネタが仕込まれていました。サトノダイヤモンドは同社のあり方について、「サトノグループのソフト開発部門はつねに時代を先取りし、先取りしすぎと言われるほどに発展してまいりました」と言及しているのです。
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これはまさしく、世間におけるセガのゲーム部門の評判そのもの。メガドライブにセガサターン、ドリームキャストなどの革命的なハードを生み出し、つねに「時代を先取りしすぎた」と言われてきたことを連想せざるを得ません。
サトノダイヤモンドのセリフにピンとくるセガファンも多く、「やっぱりセガじゃないか!」「昔から先取りしすぎだからなぁ……しみじみ」と反応する人が続出しています。
ほかにも、「メガドリームサポーター」起動時に表示される「Get Ready!」など、新育成シナリオには粋なネタがてんこ盛り。セガファンにとっては、“脳天直撃”級の満足度なのではないでしょうか…。