※本記事は『ホグワーツ・レガシー』の内容に触れています。ネタバレにご注意ください。
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「ハリー・ポッター」シリーズと世界観を共有していることもあり、『ホグワーツ・レガシー』にはユニークなアイテムが多数登場します。その中でも強烈な存在感を放っているものといえば、やはり「トロールの鼻くそ」でしょう。
◆ハリーの杖にべったりと付いたアノ物体
「トロールの鼻くそ」といえば、「ハリー・ポッター」シリーズのファンにとってお馴染みの物体。たとえば1作目「賢者の石」の映画版では、かなり印象的なシーンが描かれています。
物語の中盤、ホグワーツにトロールが侵入してきた時のこと。ハリーとロン、ハーマイオニーの3人が女子トイレで大立ち回りを演じますが、ハリーの杖はトロールの鼻に突き刺さったため、べったりと“鼻くそ”が付いてしまったのでした。
杖を拾った時にハリーが発した「うええ、トロールの鼻くそだ」という言葉は、ある意味同作屈指の名ゼリフとも言えるでしょう。
一方で『ホグワーツ・レガシー』では、そうした伝統を受け継いだかのごとく、随所で「トロールの鼻くそ」にスポットが当たっています。
まずプレイヤーは、占い学の教授であるオナイ先生からの課題として、“トロールの鼻くそ集め”を命じられることに。実際にアイテムを手に入れるには、フィールド各地にいるトロールを倒すか、ホグズミードにある「J・ピピンの魔法薬店」で購入する必要があります。
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商品として購入した場合はまだいいですが、トロールを倒してドロップした際には、ちょっと衝撃を受けてしまうかもしれません。最大身長約4メートルと言われるトロールから生まれるため、その鼻くそは人間のものとは比較にならないほどの巨大サイズなのです。
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サイズ感だけで比べるとニフラーに近いのですが、色味は白く濁っており、間違ってもかわいくはありません。むしろグロテスクな見た目なので、ハリーでなくとも「うええ…」と言いたくなるでしょう。
◆誰もが口に入れることを避けられない運命…
しかもそんな「トロールの鼻くそ」、実は「透明薬」という魔法薬を調合する上で、必要不可欠な材料となっています。これは一定時間のあいだ、身体が透明になる便利な薬ですが、そのためには薬を口から飲まなくてはなりません。
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鼻くそ入りの鍋をかき混ぜて作ると考えると、なかなかにおぞましい薬。SNS上では、ホグワーツ生たちが「えっ?飲み薬だよね?」「飲みたくなさすぎでしょ」「絶対使いたくない」と怯えている様子が見受けられます。
なお、トロールにかぎらず、「ハリー・ポッター」シリーズでは何かと鼻くそネタが頻出していました。そうした意味でも、『ホグワーツ・レガシー』は原作に忠実なゲーム化と言えるのではないでしょうか。
ちなみに魔法生物の一種、かわいらしいパフスケインに関しても、“大好物は鼻くそ”という小ネタが仕込まれているのですが、これはまた別の話…。