※本記事は『ホグワーツ・レガシー』の内容に触れています。ネタバレにご注意ください。

マンガやアニメなどの二次創作でお馴染みとなった、「キスしないと出られない部屋」の存在。密室に閉じ込められた2人を怪しい雰囲気にさせる舞台装置ですが、ホグワーツ魔法魔術学校には、そんな部屋とは一味違った“クルーシオしないと出られない部屋”が存在したようです。
◆友人と辿り着いた地下の密室で…
その部屋の存在は、「ハリー・ポッター」シリーズの新作ゲーム『ホグワーツ・レガシー』において明かされました。
同作は1800年代のホグワーツを舞台としたゲームですが、そこで主人公はセバスチャン・サロウというスリザリン生と親交を深めることになります。問題の部屋が登場するのは、そんなセバスチャンをめぐるサイドクエスト「書斎の闇の中」でのこと。
主人公とセバスチャンは、友人であるオミニス・ゴーントの力を借り、ホグワーツに隠された“サラザール・スリザリンの書斎”を探索していきます。ところが書斎につながる道は、危険な罠に満ちていました。
極めつけは、悪意たっぷりの仕掛けが施された“密室”の部屋。主人公たちはそこに閉じ込められてしまうのですが、部屋から脱出するための条件として、相手に激しい苦痛を与える呪文「クルーシオ」の使用を強制されます。
なにせ呪文を唱えなければ、永遠に閉じ込められて死を待つのみ。そして主人公たちはどちらが「クルーシオ」を浴びるか、究極の選択を迫られることに…。

作中でもとくにドラマチックで、緊迫感たっぷりなシーン。ですが空気を読まずに別の角度から見てみると、この部屋は「キスしないと出られない部屋」にそっくりなシチュエーションと言えるでしょう。
そのためSNS上では、事情通のプレイヤーたちが「クルーシオしないと出られない部屋、爆笑した」「そんな同人誌みたいな展開…」「天才の発想」と大盛り上がりしていました。
また、「何を拗らせたらクルーシオしないと出られない部屋なんて作るんだよ」といったツッコミを入れている人も。たしかにこの罠を作ったのがサラザール・スリザリンだと考えると、その意図が気になるところです。
信頼し合っている学生たちが「クルーシオ」を掛け合う姿に、愉悦でも見出していたのでしょうか…。