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『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット(ポケモンSV)』に2体のパラドックスポケモンが実装されたことで、プレイヤーたちのあいだでさまざまな考察の声が飛び交っています。なかでもひと際注目を集めていたのが、パラドックスポケモン合体説。いったいどういうことなのでしょうか…。
◆既存ポケモンそっくりな2匹
パラドックスポケモンは、既存ポケモンに似ていながらもステータスやタイプが異なる謎の存在。出現する個体がバージョンごとに異なり、それぞれ『スカーレット』に古代のすがた、『バイオレット』に未来のすがたと思われる個体が確認されています。
今回実装された2匹も例によって既視感のあるデザインで、「ウネルミナモ」はスイクンをワイルドにした見た目、「テツノイサハ」はビリジオンを機械化したような印象でした。
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そんな2匹の出現は、ストーリーのカギを握る書物「スカーレットブック・バイオレットブック」でも“予言”されています。同書の「幻のポケモン イメージ」という項目を開いてみると、『スカーレット』ではスイクン・エンテイ・ライコウを混ぜ合わせたような1匹の生命体がスケッチされていたのです。
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一方の『バイオレット』でも、ビリジオン・コバルオン・テラキオンの特徴を併せ持つ異形の存在が描かれていましたが、実際に登場したのは6匹中2匹のみ。おそらくは今後、ほかの4匹が新たなパラドックスポケモンとして実装される運びになるのかもしれません。
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◆想像か、はたまた現実か…
新パラドックスポケモンを巡り、ファンの間では「合体するのでは?」と考察する声も見受けられます。それは「スカーレットブック・バイオレットブック」に描かれたイラストが、単純に「ウネルミナモ」や「テツノイサハ」のことだけを示していたとは限らないため。確かに、イラストに関係するパラドックスポケモンが他にも発見される可能性は低くないでしょう。
そこから飛躍して、SNS上では「ウネルミナモ、古代エンテイ&ライコウ合体で書物通りの姿になったりするのかな?」「これ後々残りの4体も出てきて、それぞれ悪魔合体する気じゃ…」「とりあえずテツノイサハは残りの2体で超合金合体してロボットバトルしてほしい」といった予想が繰り広げられていました。
ちなみにシリーズを通してみると、キュレムやネクロズマのようにほかのポケモンを取り込む形でフォルムチェンジするといった前例もあります。いずれも核となる1匹が存在することで成り立っていましたが、今回のケースではまた違った仕様になるかもしれませんね…!
ただ「幻のポケモン イメージ」のページでは、「エリアゼロに幻のポケモンがいるなら、どういう見た目かと想像しながら描いたそうだ」と説明されています。あくまで観測隊員のスケッチ担当が思い描いた産物なので、実在しない可能性もありうるでしょう。
はたしてトレーナーたちの予想は的中するのか、今後の展開が気になります!