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『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット(ポケモンSV)』に登場して以来、謎が謎を呼んでいるパラドックスポケモン。詳細や出自などに不明点を多く抱える中、トレーナーの間で“とある説”が注目を集めているようです。
◆パラドックスポケモンは空想の産物だった?
パラドックスポケモンに共通しているのは、既存種と見た目がソックリだということ。『スカーレット』では古代のすがた、『バイオレット』では未来のすがたと思しき個体が登場しています。
一方で、現代に登場するポケモンと繋がりが存在しているという確証はありません。たとえばウルガモスの古代種と思われる「チヲハウハネ」について、作中に登場するオカルト誌「月刊オーカルチャー」では「化石から復元したとも考えられる」とした上で、「過去にウルガモスの化石が発見された記録は存在していない」と記載されていました。
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つまり化石が見つかっていない以上、同誌が提唱する説はあくまで想像でしかなく、実際に「ウルガモス」と「チヲハウハネ」がどう関連していたのかも定かではありません。そんな辻褄の合わない存在がなぜ確認されているのか、そこで今囁かれているのが“空想の産物説”です。
◆誰かの願いが具現化されている可能性も
そもそもパラドックスポケモンは、オーリム博士・フトゥー博士がタイムマシンで呼び出した存在でした。しかし、それ以前から「パルデア地方」で発見情報が寄せられていたという謎を残しているのです。
古代種は人知れず生き延びていたと説明できますが、未来種が現代に存在するのは明らかにおかしな話。そして2月28日に実装された「ウネルミナモ」と「テツノイサハ」も、「スカーレットブック・バイオレットブック」に掲載されていたスケッチで存在がほのめかされていたものの、これは観測隊員が想像で描いたものでした。
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こうした矛盾点を解消するべく、ファンの間で浮上したのが“空想の産物説”。つまり、何者かの力によって、エリアゼロを訪れた人間の願いを具現化している…と考察されているのです。
荒唐無稽な話かもしれませんが、SNS上では「やっぱパラドックスポケモンは空想を現実に具現化したポケモンっぽいわね」「パラドックスたちは仮定の具現化だと思ってる」「誰かの想像が現実になったと考えたらいろいろ丸いな」といった意見が多く見受けられていました。
ちなみに“黒幕”の候補としては、追加有料コンテンツ『ゼロの秘宝』に登場するオーガポンやテラパゴスが挙げられている様子。作中でパラドックスポケモンの真実が語られる日は来るのでしょうか?
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