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いまから約20年前に放送されたTVアニメ「星のカービィ」。初期シリーズを支えた桜井政博氏が監修しながらも、オリジナルキャラクターの登場や社会風刺的なブラックジョークの存在などが話題を呼び、現在でも語り継がれるまさに「伝説のアニメ」となりました。
しかしながら、かつて発売されていた全32巻VHSはプレミアがつき、入手が困難に。正当に観る手段がほぼ失われていたアニメでしたが、この度HDリマスターを施した全100話を完全収録したBlu-ray BOXとしてついに復刻が決定しました。
本稿では、販売開始後すぐに予約をした筆者が開封の儀を実施。実際の内容物やアニメを観ての感想などをお届けします。
カービィファンの筆者がほぼ初見のアニメ版『星のカービィ』
筆者は『星のカービィ』シリーズのファンです。漫画「星のカービィ デデデでプププなものがたり」からカービィに触れ、その後多くのシリーズ作をプレイしてきました(初代と『ロボボプラネット』がお気に入り。
しかしながら、カービィファンだけでなく多くのユーザーに語り継がれるアニメ版『星のカービィ』はほとんど観たことがありませんでした。正確にはWiiで発売された『星のカービィ 20周年スペシャルコレクション』に収録された第1話、第60話、第72話のみ観たことがありますが、残りの97話は観たことがなかったのです。
そんな筆者にとっては、今回の「まるごとコンプリートBOX」はまさに朗報中の朗報。5万円というパッと出すには躊躇われる値段に少しだけ悩むも(価値を考えれば安いと思います)、すぐに予約して到着を待ちわびていました。
豪華特典満載でまさにファンアイテム!
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BD-BOXは、特別仕様のダンボールに包まれて届きました。
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中身はこんな感じ。BOXと特典のアクリル万年カレンダーが入っています。
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BOXの中にはディスクケースが2つと、第1話の絵コンテが載った冊子、キャラクター解説や各話のあらすじが掲載されたスペシャルブックレットが入っています。
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ディスクケースには各5枚ずつディスクが入っており、それぞれキャラクターのイラストが印刷されています(リック・カイン・クーが登場することをディスク6で初めて知りました)。収録話数のリストも載っているので、観たいエピソードにアクセスしやすそうです。
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万年アクリルカレンダーを組み立てた様子がこちら。カービィを動かして曜日を合わせ、左の丸いパーツで月を表示します。届く前は「どうなのかな……」と思っていた特典ですが、組み立ててみると非常に可愛らしく、部屋に飾っておきたくなりました。