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『FF16』体験版の極まった仕上がりにKO寸前! 臨場感抜群、バトルに爽快感と手応え、ロード時間ほぼゼロ

6月22日の発売に先駆け、『FF16』の体験版が配信されました。果たしてどんな特徴や手応えが、この体験版にこめられているのか。そのプレイレポートをお届けします。

ゲーム PS5

スクウェア・エニックスは、PS5ソフト『FINAL FANTASY XVI(ファイナルファンタジーXVI)』(以下、FF16)の体験版『FINAL FANTASY XVI DEMO』を、6月12日17時に配信開始。オンラインを通じて、本作が持つ魅力の一部を幅広いユーザーに届けました。

この展開に先駆け、ロサンゼルスにてプレローンチイベントを開催し、その中で体験版の配信を告知。そのため、配信開始の同日17時を心待ちにする人も多かったことでしょう。

しかし一方で、本作のリリースは今のところPS5のみ。体験版も当然、PS5向けのものしかありません。長く続いたPS5本体の購入難は収まり、今ではいつでも買えるようになりましたが、購入に踏み切れない方もいます。そのため、この体験版をプレイできない人も少なくありません。

そこで今回は、配信後に体験版を最後までプレイした筆者の視点から、第一印象や手触りなどをいち早くお届け。本作をプレイするかどうか、未所持の方はこれをきっかけにPS5本体を買うか、その判断材料のひとつとしてご覧ください。

■冒頭から圧巻のシーンで幕開け。これが、PS5における『FF』最新作か……!!

2023年の注目作のひとつとして、多くの方から関心を集めている『FF16』。筆者も、本作に期待を寄せるユーザーの一人として、実際に触れる機会を心待ちにしていました。

ゲームでの体験を重視すべく、事前情報を極力仕入れず、まっさらに近い状態を保ったまま迎えた体験版のプレイ。早速ゲームを開始すると、いきなりフェニックスとイフリートの激しいバトルが幕開けします。

『FF』シリーズは召喚獣の存在も大きく、過去作でも派手なバトルをたびたび演出してきました。ですが、その濃密さや迫力、そして美しさ──単純なグラフィックの質に留まらず、エフェクトやカメラワークなども含め──は、歴代シリーズでもまず見たことがないほど。PS5版のみというリリース形態も、その圧巻な描写を見せられれば納得せざるを得ません。

しかもこの戦いは一方通行なムービーではなく、一部シーンでは攻撃と回避も可能。シチュエーションは分からないままですが、描き込まれたフェニックスがこちらのボタン操作に反応して動く様は、さながら“映像を動かす”といった興奮を感じさせてくれます。

『FF』も含め、これまでのゲームでも“映像を動かす”ような感触を覚えた作品はいくつもあります。ですが、召喚獣と呼べるほどのサイズ感で、高速飛翔しながら、火炎弾らしきものを無数に放つその軌跡まで美しいとなれば、かなり稀有と言えるでしょう。筆者の経験では、文字通りの意味で指折り数える程度の例しか思いつきません。

物語や通常のバトルを味わう前から、強烈なパンチを食らった気分です。もちろん、非常に心地よい気分になれるパンチですが。

■色味は落ち着いているが、臨場感の面では後押し

最序盤から美麗なグラフィックと激しい演出にヤラれてしまいましたが、この猛攻は本編開始後も矢継ぎ早に続きます。

ネタバレを考慮し、ストーリーには極力触れない形で進めますが、主人公のクライヴがとある戦場に向かうところから物語がスタート。見渡す限りの軍勢がぶつかり合い、生々しい攻撃が重みを伴って繰り出され、投石器がうなりを上げ、ここでも召喚獣たちが猛威を振るいます。

(おそらく)固定の演出ながら召喚獣の攻撃は苛烈で、大地が割れ、岩が吹き飛び、地形が一変するほど。その暴力的な奔流を前に、人間程度では抗うことも叶わず、クライヴもその身を幾度も危険に晒します。

作品全体の質感が落ち着いたトーンなので、一般的なゲームと比べると画面は暗め。そのため、パッと見の派手さには少々欠けます。ただし、その分重みがあるため、臨場感の面ではプラスに働いていました。見るだけと実際に触れるのでは、受ける印象は少なからず変わりそうです。

そうした召喚獣たちの激しい戦いに巻き込まれ、クライヴは意識を失いました。そしてここから、彼の過去を回想する形でゲームが進んでいきます。その過程でチュートリアルが挟まり、またちょっとした任務に赴く形で、ここから本作の特徴的なバトル要素が始まります。


バトルは爽快、ロード時間はほぼなし……体験版に詰め込まれた多彩な魅力
《臥待 弦》
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  • 名無しのインサイダー 2023-06-17 2:59:45
    なぜアビリティをわざわざスキルと言い直すかがよくわからん。なんの便宜上なの?
    0 Good
    返信

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