※回答者から寄せられたコメントに一部ネタバレがあります。ご注意ください!
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それぞれ違う個性や考え方を持ちながら、誰もが勝利を目指し、一歩も譲らぬ戦いを繰り広げる『ウマ娘 プリティーダービー』。育成ゲームとしての手応えや、心を奪われる物語などにも惹かれますが、そうした特徴はウマ娘たちの魅力があってこそ。
そんな彼女たちについて、プレイヤーたちの意見を通じ、その本質や片鱗に迫るアンケート企画。今回は、「あなたが最も好きな“育成ストーリー”(ウマ娘ストーリー含む)」に寄せられた回答結果をお届けします。
ウマ娘たちの魅力は様々な角度から描かれていますが、個別の育成ストーリーも重要な要素のひとつ。ですが、育成ウマ娘を獲得し、設定された条件をクリアしないとその全てを知ることができません。
まだあなたが出会っていない育成ストーリーが、ベスト5にランクインしているのか。気になる結果を、どうぞお見逃しなく。ただし、回答者から寄せられたコメントに一部ネタバレがあるので、その点にご注意ください。
■第5位「アドマイヤベガ」:4.6%
第6位以下にアストンマーチャンやサクラチヨノオー、スイープトウショウにトーセンジョーダンといった強豪が追いすがる中、頭ひとつ抜け出した「アドマイヤベガ」がベスト5入りを果たしました。
輝くような夢や希望を持って走るほかのウマ娘たちと違い、自分を戒めるような振る舞いも見せる「アドマイヤベガ」。そうした姿勢は、彼女の「妹」が深く関わっており、その背景や悲痛な想いを描きながら、トレーナーと共に向き合う物語が多くのプレイヤーを揺さぶる形となりました。また、史実を取り入れて昇華した展開を高く評価する声も少なくありません。
【回答者のコメント】(一部抜粋)
・妹想いなところ 苦難を乗り超えつつも脚が壊れていく無情さ、儚さ
・史実の部分も完全に再現していてすごいと思った
・“妹”のために償いとして走っていた彼女が、自分のためにも走っていいんだと気付くようになるところ
・「妹」に対する懺悔の念のあまり自らを壊そうとするアドマイヤベガが、トレーナーと「妹」の助けで立ち直っていくのが感動的
【回答者のおすすめシーン】(一部抜粋)
・「運命のジェミニ」
・「ティコが昇るまで」の、アドマイヤベガのセリフです 「……褒めてくれるって、思う?たくさん走って、たくさん勝ったら。……そうしていつか、あの子と会えたら。その時は……私のこと。褒めて、くれるかなーー?」
・「ティコが昇るまで」にて、罪を償うために走っていたアヤベさんが、自慢のお姉ちゃんになるために再び走る決意をしたシーン
・アヤベさんの妹が「お姉ちゃんの運命は全部私が持っていくね。」と言ってアヤベさんの脚の痛みと引き換えに消えてしまったところ。史実では菊花賞の後に脚の怪我で引退してしまったけれど、ウマ娘では菊花賞の後もずっとレースで走ることができるので、このままアヤベさんには幸せになってもらいたい!
■第4位「ファインモーション」:5.5%
ベスト5以内も接戦が続き、約1%の差で「ファインモーション」が第4位に食い込みました。実装当初から育成ストーリーの良さに言及する方が続出し、その物語を知りたくてガチャに挑んだ方もいたことでしょう。
重く真摯なアドマイヤベガのストーリーとは異なり、こちらは責任と立場を背負いつつも、凛々しく立ち続けた物語を展開。彼女自身の内面を丁寧に描いた描写や、エアシャカールとの関係性など見るべき点も多く、「1本の映画を見たような秀逸ストーリー」といったコメントも寄せられています。
【回答者のコメント】(一部抜粋)
・読み物としての完成度がとても高く、育成そっちのけで話に引き込まれてしまいました。ファインモーションが本当に立派でいじらしく、このストーリーを読んで大好きになりました
・他のキャラとは明確に違う「3年間」という時間を常に意識させるストーリー
・長編ロマンス映画を観てるようだった
・システム上いなくなることはないと分かっているはずなのに、本当にそのまま終わってしまうかのように感じられとてもドキドキした。また、タイムリミットというものを意識させられ、儚さと緊張感のあるシナリオだった
【回答者のおすすめシーン】(一部抜粋)
・育成イベント「Destiny」です! エアシャカールとのやり取りはセリフのドラマティックさもあって胸に迫るものがあります
・育成イベント「ファン感謝祭」で、自分が忘れ去られてしまうことを恐れているファインとトレーナーがやり取りするシーン
・約束の期限が来て、ファインモーションが帰国してしまった後の話
・シニア期有馬記念~EDの流れと"Rain or Shine,I'm Fine!"とかいうおしゃれな締めくくり
■第3位「ハルウララ」:6.4%
ここまで、2022年2月、2021年12月と実装が後発だったウマ娘が続きましたが、「ハルウララ」が抜きん出て第3位に着地。サービス開始時の古参組も、しっかりと存在感を示しました。「ハルウララ」の育成ストーリーも、当初から話題となることが多く、納得の結果と言えるでしょう。
『ウマ娘 プリティーダービー』は、史実を取り入れた要素なども好評を博していますが、一方で「現実では成しえなかった“もしも”の展開」を見せることもあり、こちらもプレイヤーの心を大きく動かします。一度の勝利を掴めなかった競走馬をモチーフとしながら、全く異なる方向性を示した『ウマ娘』の「ハルウララ」。彼女が挑む有馬記念は、勝敗の如何に限らず、見る者を強く惹きつけました。
【回答者のコメント】(一部抜粋)
・自分を決して卑下しないで努力する姿がいじらしく可愛い
・「勝たなきゃいけない」という多くのウマ娘がもつ価値観にも、史実にもとらわれることない立場のウマ娘から世界観を示しつつ、彼女がアスリートとしての自覚に目覚めていくまでをうまく描いている
・ストーリーとしても、ゲームとしても最も勝ちたい、勝たせてあげたいという動機付けが強烈
・モチーフ元が一度も勝てない特殊な馬をウマ娘でどう表現するか注目しましたが、勝敗は別に人気者と言う側面にスポットライトを当てていて、ゲームシステム的にやはりそうするしかないよな、と思った所で(通常では)絶対勝てない有馬記念にやられました
【回答者のおすすめシーン】(一部抜粋)
・有馬記念出走前、ウララは最初からずっと諦めていなかった、とトレーナーが気づくシーン
・有馬記念を勝った時。今では大分簡単になったがグランドライブ以前のシナリオではゲームシステムの理解のみならず、運にも左右され、勝つことは非常に難しかった。それだけに実際勝てた時はガチ泣きした
・有馬記念出場後
・シニア有馬記念。それまでどんなにG1を勝ち続けても最後は敗北者で終わると言う残酷さ。ハルウララと言う愛されキャラが走れるだけで幸せだった彼女が初めて悔し涙を見せる所に心打たれました。
そして、その上で苦労して一生懸命因子を集め、苦労の末にようやく有馬を乗り越えた感動も素晴らしい体験でした